考えるとは?【思考ノート】

日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。

さて、今日は「考えるとは?」についてです。

今朝は本棚から石川善樹さんの「考え続ける力」を手に取りました。安宅(あたか)さんとの「考えるとは?」についての対談が印象的だったのでまとめてみたいと思います。

この内容はポッドキャストで音声配信しています。

考えるとは何か?を考える

考えるとは何かを考える。頭がこんがらがってしまう(汗)僕は今年の4月からこのラジオ配信を始めた。目的としては考える時間を毎日しっかりと持つため。自分の考えをまとめるくせをつけるためです。これらの目的を実現するために、さらにラジオ配信して公にすることで習慣化に結びつけた。あとは聴かれるという立場から、配信情報を聞きやすいようにまとめるという意識も高まった。

今回この本では考えるとは何かを著者の石川善樹さんとゲストの安宅さんがお話してくれました。共感できる部分があったのでシェアをしていきたいと思います。

安宅さんの自己紹介がまずスゴいという面白い。

  • 現状を俯瞰して見立て、本質的な成長につながる変化を仕掛け、加速させるストラテジスト
  • 脳神経系や知覚の視点からものを見て考えるニューロサイエンティスト
  • データ&AIの視点から課題を整理し、未来を展望するフューチャリスト

色んな興味深い肩書ですよね。ストラテジスト、フューチャリスト!!!

ほとんどの仕事は、課題解決

まず課題解決には2つあると言っています。

一つは目指す姿が明確であるか?明確であるならば、そのギャップを見極めて、なぜ、ギャップが起きているのかを見立てて、答えを出すべき課題につながっていく。
課題解決の8-9割はここに収まる。これはギャップを埋めていくという明確な指針が発生する。

それに対してもう一つに関しては、目指す姿が明確でない時。これはあるべき姿を設定するところからスタートとなる。という2つを定義することからスタートしています。

思考はインプットをアウトプットにつなげること

安宅さんは思考はインプットをアウトプットにつなげる知性だと言っています。

五感で感じた情報を理解して、それを音声・文字・文章で理解する。それらをグルーピングや問いの設定、分析などを経ての軸出し。ものを書いたり、デザインしたり、プレゼンしたりとアウトプットをしていくこと。

そして、思考の核心についても触れています。それは知覚。知覚とは入ってくる情報の意味を理解すること。

これは少し難しいのですが、ある草があって、ある草とインプットされるだけかそのある草に触れて何度もかぶれたというインプットはぜんぜん異なる。

「ある草」という知覚と「激しくかぶれる」という知覚がつながって、新たな知覚が生まれる。この2つ以上の知覚がつながること。これが学習する理解するの本質であると言っています。

知覚の素晴らしさを物語る動画の話もしていました。

「6人の異なるカメラマンが同じカメラ、同じ環境、同じ男を撮影する。しかし、撮影対象の男については、億万長者、元囚人、アルコール中毒者など違う事前情報を伝えた。その結果、出来上がった写真はまるで違う写真に仕上がった。これが知覚のチカラです。カメラに知覚はしていません。単なる記憶媒体です」

と言っていたんですね。知覚。なんとなくわかってきましたね。

考えることとは?

これらの話を読んで感じたことは、インプットの量は多いに越したことはないなということ。自分の知覚と知覚がつながることで新たな理解が生まれるという仕組みならば、持っている知覚が増えれば増えるほど、新たな理解が生まれるのではないかと単純に思いました。

あとは、感じたこと、体験したことを言語化する、絵にする、図にすることから始まって、それらを眺めながら、矛盾はないか、疑問点はないかなどを自分の頭の中で整理していく。それをアウトプットすることでインプットからの一連の内容が定着していくんだと理解しました。

なので、本などから学んだことをアウトプットするだけでなく、日々体験していることなどもどんどん言語化して、何か矛盾がないか、疑問点は?改善点は?などと考えていけば、無限に考えることが可能ってことですよね。

日々起こったことは、このようにブログに書いたり、ラジオ配信したり、友人や仲間に伝えたりとどんどんアウトプットしていくことで理解が深まり知覚が増えていくんだと理解しました。

いかがでしょうかね。時間は限られているのでやれることはやったほうがいいなと改めて思えました。ガンガン行動していきましょう!!!