『モノ』の喜び、『経験』の喜び【思考ノート】
日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。
さて、今日は「『モノ』の喜び、『経験』の喜び」についてです。
お酒により、内臓が疲弊すると、思考もネガティブになりやすいということを今週の飲み過ぎの経験で知ることが出来ました。今日は白湯をひたすら飲み続けています。身体に?内臓さんにいい気がしてます
この内容はポッドキャストで音声配信しています。
さて、今日は久々に『Think Clearly』という本をパラパラと開き、目に止まった言葉「『モノ』の喜び、『経験』の喜び」について考えてみたいと思います。
最近は、『モノ』を買うよりは『経験』だという声もだいぶ大きくなってきていると思います。ただ、コロナ禍でイベントなどが軒並みなくなってしまい、『経験』が得られにくく、なってしまっていますよね。
この先、『何』に価値が置かれていくのかも見据えながら考えていきたいと思います。
『モノ』に対する価値観
『モノ』に対する価値というのはなんだろうか?と考えた時に、絶対的に必要なモノである生活必需品から、持つことで満たされる所有欲まで、幅広い。
高級車や高級住宅を手に入れるというのは所有欲のわかりやすい、高級ゾーンであるのかなと思います。
自分の親世代は完全に働いて、家を所有するという点に完全なるステータスがあって、家を所有するという事に一生の価値があるような雰囲気があったと思います。僕が子供のころに感じていた世界観の一つとして、そういうモノがあったと思います。
みんなが家を買うために借金を組んで、その返済もするためにその会社で働き続けるという世界観が当たり前だった時代がありましたよね。この価値観ってある意味スゴいですよね。家を持つことで存在意義を高める、自分を高める。
今もその流れはありつつも、価値観は多様化しているんでしょうか?僕は一時期、海が見える、もしくは海沿いの家に住みたいと考えて、場所を探して、自分が好きな空間にするために建築家の人に頼んで造るなどを考えていたことがあります。
ただ、今はアクセスが便利で、オートロックの入り口があって眺めの良いマンションが住心地が良いなと感じています。でも、この価値観もこの先どう変化するかはわかりません。そう考えると切り替えがしやすい、賃貸のほうがいいなと今は思っています。ここは人によってもちろん異なってくる部分ですよね。
あと、『モノ』の価値でいうと、買うときがピークという見方もありますよね。
僕はこの傾向が強いと最近ようやく気づけたので、買うときがピークになりやすい『モノ』は極力買わないようにしています。
買うときがピークとは、何かというと。買うときまでにスペック、評判、価格の変動など、散々調べた上で購入する。この購入した時の高揚感が満足度を高めてしまい、商品届いた後はそのピーク時から価値が低下していく。
この経験はほんとに多くて、本当に使うのか?という点を十分に考慮してから購入する。使い続けたいと思えるものってことですね。
『Think Clearly』にもヨット所有者の例が挙げられていて、「ヨットを所有して一番嬉しかったのは、買った時と手放した時だ。」と記載されていた。わかる気がします。。。
『経験』に対する価値観
では、『モノ』の所有の価値が変化してきている中、『経験』に対する価値も変化しているのか?なんですが、いかがでしょうか?
『モノ』の価値の変化の一つに、モノが溢れていて、代替品がいくらでもあるという世の中になってしまった。この要素も『モノ』の価値を下げている一つの要因ですよね。
それに対して、『経験』は、自分で行なったことなので、心に刻まれると言えます。旅行などはわかりやすい『経験』ですよね。僕はサハラ砂漠やSUPで大島〜江ノ島まで漕ぐなどは完全に『経験』を買った感じですよね。
僕が入っているキングコング西野さんのオンラインサロンでは、ニシノさんが仕掛けるイベントのスタッフ(働くお手伝い)がお金を払って働くという自体が発生しています。
これはこのニシノさんのイベントで働くという『経験』を購入しているということになりますよね。
仕事って完全に『経験』ですよね。自分で考えて自分で行なったこと、周りの協力を得て、やったことなども全て『経験』となりますよね。
『経験』って避けようと思えば、いくらでも避けられるものですよね。嫌とか面倒とかの『経験』は避けられる。でも、何の『経験』も残らない。いや、この行為を避けたという『経験』は残るかな?
死ぬ『経験』以外は全て何かしら、自分の身体に影響を与える。自分の成長のための糧となられると僕は思っています。
その点から行くと、今後の人生『経験』に重きを置いていったほうが、人生豊かになれる気がしますよね。まだまだ人生長い考えて『経験』出来ることはどんどん受け入れてやっていく。時間との兼ね合いはずっとつきまといますが、『経験できる』を一つの判断基準として進んでいくのは良い気がします。
まとめ
『モノ』は買った瞬間から価値が低下するという特性があるのに対して、『経験』は一生モノということと捉えてみました。経験にお金を使っている体制を作っていきたいですね。