変化しないリスク・変化しない強さ【思考ノート】
日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。
さて、今日は「変化しないリスク・変化しない強さ」についてです。
昨夜は毎週カンパイSAKELOVERSを開催しました。昨日は美味しいご飯と、鳥取のお酒である山陰東郷を4酒類飲み比べ。山陰東郷は温めすぎると酸が立つ傾向があるので50度以下で飲むと旨味と甘味が引き立つ感じとなりましたね。
この内容はポッドキャストで音声配信しています。
世の中の変化が早い
今日は変化しないリスクについて考えてみたいと思います。
最近、世の中の変化が激しすぎませんか?この前主流だったものが、今は廃れているみたいなことが、たくさん起こっている。
特にコロナ禍に入ってからは、週単位、日単位で状況が変化していくことを経験しましたよね。店は閉めて、家に閉じこもってろぉ〜。と始まるが、数日後には「経済が止まってしまうだろう」と世の中を動かすべきだと声を上げる人が増え、感染者が増えるという報道が始まり、自粛すべきだが強くなる。みたいな日々変化する状況を目の当たりにしてきたわけです。
iPhoneが世の中に出て、スマホが普及して、世の中が一変しましたよね。今、2005年位に戻ったら、全く異なる世界ですよね。グーグルマップ使えないんですもんね。
これから変化のスピードがさらに上がると言われています。
我が家はテレビは録画したものしか見ないですが、世の中的に若い人はテレビ離れは激しいし、この流れは止まらないですよね。何が流れてくるのかわからないテレビを流して、それに時間を奪われるという選択をせずに自分が見たいものを見たい時に見るYouTubeやネットフリックスなどを選ぶのは必然的ですよね。
僕の家の周りにあったレンタルビデオ屋のツタヤは全て店を閉じてしまいました。これも10年前にイメージできてたでしょうか?20年前にイメージできていたでしょうか?僕は全くイメージできていないです。
このような変化のスピードがさらに加速するというイメージですよね。今年、一気に普及したサービスが、3年後には新しいものに取って代わって過去のものになるということが多く起こるということですよね。
先ほどのレンタルビデオ屋が廃業すると20年前、10年前に予測することは冷静に考えれば可能だったと思います。それは考える時間がたっぷりあるから。ただ、今後は予測している間に変化していってしまうみたいなことが起こっていくんでしょうね。
変化しないリスク
このような世の中の変化が激しい中で、変化できない体質というのはかなりしんどいのではないかと思います。
自分の父親は、新しいものを一切取り入れない典型です。古い、今までのものにポリシーを持って使い続けたい。だから新しいものは取り入れないんじゃ。という具合だったらいいんですが、そうではなく、面倒だから取り入れないというものです。
話をしていて毎度毎度イライラしていました。今はもう慣れてしまいましたが。もう70歳を越えているので、強要はもちろんしませんが、世の中のスピードと流れているスピードが全く異なります。
変化とはわかりやすいものとしては、新しいものを取り入れることがあると思います。
人間の脳の基本性質としては、「今が一番」というモノがあるので、変化を嫌うんですね。
毎日、タバコ吸っている人が、簡単にタバコをやめられない理由としてこの脳の性質「今が一番」があるんですね。今までひたすらタバコ吸っていた人が、突然辞めたら、脳が「いつも吸っているタバコを吸え」と司令を出す感じです。
ランニングはじめたい人が突然10kmとか始めると脳が「いつもどおりおとなしくしていろ」と司令を出してしまうんですね。
これらは脳を騙しながら少しずつ変化することで乗り越えられます。
プライドで変化できないはたちが悪い。
話を戻します。父親のように変化に乗れないとこの先、一昔前どころか二昔前、三昔前になりかねないってことですよね。これが変化しないリスクだと思っています。
ただ、単に父親みたいに面倒だから変化しないというのはもう仕方がないんですが、
プライドなどが邪魔して変化しないと変化できないというのはたちが悪いと思っています。よくキングコングの西野さんが、芸人だったらひな壇にでろと言われていたことの話をするんですが、あれってその時期はひな壇で話すことが一番華やかで芸人さんとしてステータスがあったと思うので、芸人だったらひな壇にでろと言っていた。それは十分に理解できます。
ただ、その先の変化に進む西野さんに対して、そのような事を言っていて、実際にひな壇のステータスが落ちてきた今、ここで以前、「芸人だったらひな壇でろ」と言ってしまった手前、次のアクションに移れないという人がいたら、これはかなりのリスクですよね。
このようなプライドは絶対に捨てたほうがいいですよね。以前はこう言っていたけど、今は考え方が変わった。で済む話ですし、以前とは昔の時点で考えたことであって、今ではないので考えが変わって当たり前。と捉えておくことがめちゃくちゃ重要と言えます。
この点は、明確に認識したほうがいいと思います。
変化して当たり前という意識ですね。
変化しない強さ
これだけ変化の激しい世の中になり、変化に適応できる体質は今を生きていく中で絶対に必要な能力です。ただ、その変化が激しい中、頑なに変化を拒み、自分のポリシーに従い、頑なに今までやり方を守り続けるということにも強さが出てくると言えるでしょう。
100年続くお菓子屋さんとか。めちゃくちゃかっこいいですよね。この先、この頑なに守り継いできた伝統的な要素は変化が早くなればなるほど、価値が高くなるんでしょうね。
変化に適応しながら、頑なに王道を守り続ける。このような事を目指せたら、この先楽しい人生になるのではないかと、今僕は捉えています。
日本酒の守り継がれている点はやはり僕にとっては魅力ですよね。変わっていかなきゃいけない点。変わってはいけない点。これらを見極めて進めていくという認識と意識が大事になってきますよね。
まとめ
ということで今日は変化しないリスクと変化しない強さについて考えてみました。自分がやってきたことに固執しているのはみっともない。みっともなく見えやすい時代になりましたね。
変化できていない人を見るとそう感じてしまいます。