モノづくりに勝る価値はない?【思考の整理】
カンパイSAKELOVERSの運営・お燗酒文化普及人・九星気学鑑定士の石坂晏敬(やすのり)です。
ここ最近、思考の整理をしながら、自分の立ち位置をずっと考えています。そんな中、昨日一つの道筋が見えてきたので、その点をまとめながら、
今日のテーマ「モノづくりに勝る価値はない」について、まとめていきたいと思います。
作る人・伝える人
僕は日本酒の魅力に気付き、昨年の夏に一般社団法人日本酒ペアリング推進協会を作り、「日本酒を再発見」をコンセプトにペアリングとお燗酒の魅力を伝えていく活動をしている。この魅力に気づいていない人が多いので多くの人へ伝えることを使命として活動しています。
コミュニティを運営し、ペアリングやお燗のイベントを中心にその普及活動をしています。
これはこれで意義はあるし、面白いし、やりがいもある。ただ、何かが不足しているという思いがずっとある。そもそも、始めたばかりだから、認知もないし、実績もないから不足していて当たり前で力不足。そう理解してしまえば、それまでなんですが、何か違和感というものがあったんです。それが何なのか?はわからなかった。
ただ、ここ数日の思考の整理で気づきがあり、この違和感がすこしわかりました。
作る人と伝える人。
僕たちが今行っているのは伝える人。
良いものに早く気づき、多くの人に伝えるのが使命。
これはAさんがスゴいものを作った。これに気づき、Bさんや多くの人にそれを伝える。
ということ。これを行うためには、情報をキャッチする能力を高め、誰よりも早く情報をキャッチして、その情報を的確にわかりやすく、多くの人に伝えて、多くの人の価値となる。
これを繰り返すことにより信頼を得ていく。とても大変な立ち位置です。情報を追い続ける。
現代は情報を販売する社会。誰もが情報発信できる世の中、まさに情報戦国時代だろう。
ここで気づいたことが一つあります。伝える人はいくら突き詰めても、あくまでAさんが居なければ、自分は成り立たないという点だ。自分だけでは価値を作れない。(正確ではないが)
日本酒で言えば、誰も美味しい日本酒を作らなくなったら、伝える価値がなくなってしまうので、この伝える人の立ち位置もなくなってしまう。
今、協会はここにチカラを入れている。まだまだやれることはたくさんあるので、いいのだが、この活動でゴールは描けないなという結論に至った。
僕が今回感じたのは「”作り出す人”と”伝える人”には大きな差が存在する。」です。
モノづくりは究極的な手間がかかる
では、僕は何を目指す??
と考えてみた。
それは自分にしか出来ない。チャレンジする立ち位置を手に入れる。だ。
ここ最近のスタンスとして、
- 人が嫌がること・避けることをやれ
- 手間がかかることをやれ
という考え方がしっくり来て、このスタンスが定着してきた。
僕の日本酒に関する遍歴をお伝えすると、
フルーティな冷酒に出会う。うめー。→ 日本酒ペアリングのスゴさに驚きを隠せない→ お酒を温めるお燗酒の旨さを知り、可能性を感じる。→熟成酒が衝撃的にうますぎる。ボテンシャルあるんじゃね。
という感じだ。
- 日本酒は作るのにとても手間がかかる。蔵人経験者なので理解しているつもり。
- 熟成酒はさらに手間と時間がかかる。
これらの要素から、僕は「熟成酒専門の酒蔵」を持ち、
”世界一の熟成酒を造る”を目標に掲げる。人生の全力を傾ける。
が自分にとって一番しっくりきた。
こんな手間と工数とお金がかかる、儲けが最も遠くにありそうなことなど、誰もやらないんじゃないかな。
モノづくりはボジションとしては魅力的だが、究極的な手間がかかる。
ここに気づくことが出来た。やはり、世の中うまく出来ているなぁ。
まとめ
とりとめもなく、書き出してしまったけど、今回の最大の気づき
「モノづくりは全ての原点」はという当たり前の気づきであった。
ただ、ここがなくなったら、良さを伝えるも何もない。
なので、ここの原点に携われるってめちゃめちゃ価値があるんじゃないの?と思ったわけです。
めちゃくちゃ大変そうだけど、やりがいは感じられそう。今の自分ならそう思えるはず。
こんな手間のかかるモノづくりに全力を傾けられたら、この上ない幸せではないか???
さあ、チャレンジしよう。