人から買う楽しさ【思考ノート】

日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。

今日は「人から買うの楽しさ」についてです。

さて、昨日は家族で電気屋さんに行って、今買おうと考えているテレビ(壊れてしまったので)とオンライン会議と動画撮影のためのカメラの説明を色々と受けてきて、その時感じた「人から買う楽しさ」について考えてみたいと思います。

この内容はポッドキャストで音声配信しています。

お店の説明はプレッシャー?

めちゃくちゃ久しぶりに、買い物にでかけました。しかも、家電量販店。スゴい混んでいるかなと思ったら、めちゃくちゃ空いていました。コロナ恐るべし。

我が家はドイツワールドカップの際に購入したプラズマテレビを使用していたんですが、先日画面中央に太い黒の縦線が入り、画面中央が黒くなってしまい映らなくなってしまいました。 

それがきっかけで家電量販店さんへ。テレビコーナーでテレビを眺めていたんですが、50型位を購入しようと見ていったんですが、5万円程度のものから40万位まで幅広い価格帯。同じ映像が流れていて、テレビの品質比べてね!ということだと思うんですけど、正直違いがわからずに、50型の最低限の機能は満たしているものが8万円であったのでこれにしようと店員さんに声をかけて、一応15万とか20万円のものとは何が違うのか?と聞いてみることにしたんです。

そうすると、「テレビの頭脳の違いです。映像の質が変わります。以上です。今はこの8万円のものよりもこの21万円のやつが在庫もあって、しかも圧倒的に値下げしたばかりなのでおすすめです。間違いありません。」と一方的に話してきた。出たー。一方的に話して他のやつ売ってこようとするやつや〜と少しがっかり。

まあまあ年配のおそらくメーカー派遣の方でしたが、すこしがっかり。今回は下調べなど全くしていなかったので、適当なこと言っているなどの判別は出来なかったのですが、あの説明では安い8万のでいいやと思って買おうとしたら、在庫がなくて8月31日になりますと言われて、この店を出ることにした。

なんか店員さんが色々と話してくるのはプレッシャーに感じますよね。話を聞けば聞くほど買わねばならぬ的な気持ちにさせられる。っていうのはありますよね。人によるんでしょうけど。

説明がうまい店員さん

もう一つのお店に行き、8万円の同じテレビを探して、これをくださいと声をかけたら、「このテレビ価格は安いんですけど、その分、動きのある動画になるとぶれてしまうけど大丈夫ですか?」大丈夫ですと言おうとしたんですが、どう違うんですか?と聞いたら、具体的に映像を見せてくれた。そこからその店員さんの怒涛の説明がはじまったんですね。 ただ、説明がとても丁寧で、どんどん話に引き込まれていってしまったんです。

動きのある映像をいくつかのテレビで映してくれて、頭が良いテレビと悪いテレビで全く見え方が異なったことことからスタートして、斜めから見た時の、液晶と有機ELの違い、液晶でもパネルVSAとIPSだったかな?これによって色合いとか明るさが変わることも知った。

さらに息子がだれてきたのでYouTubeを見せてもらうことにしたけど、その際の操作方法などもとても参考になった。どのブランドもリモコンなどは同じかと思ったら、音声入力あるものないもの、スクロールがついているついていないなど、これは自分で調べるでは行き着かなかった領域だなぁと感じた。

まあ、とにかく説明が的確で、無知な自分にどんどんわかりやすい情報を与えてくれて、知りたい欲を高めていってくれたんですよね。その後は視点を変えて、改めて一通り見ていき、比較していった結果、有機ELパネルでリモコンの操作が行いやすいLGの55型のテレビを購入することにしました。

最初に買おうとしたものに比べて3倍位の価格になってしまいましたが、90分位付き合ってくれた店員さんへの感謝の思いも込めてそのまま購入へ。

自分でネットで調べ尽くすも良し、店員さんの言うがままに買うも良し

最初のお店に行ったときは、正直説明が適当すぎたので、説明一通り、終わった後にネットだといくらで買えるんだろうと調べて価格を比べました。そのまま、ネットで買ってしまっても良かったんですが、現在のテレビの処分などがよくわからなかったので、 もう一店舗に行くことにしました。

2店舗目に行った後は、ネットでいくらで売っているのかなどは調べませんでした。それは店員さんの対応が気持ちよく、ネットで調べて、価格差があった時にその気持ちよさが半減してしまうと思ったからです。

自分でネットで調べ尽くすというのはそれはそれで楽しいと思います。僕はiPhoneでMacBookを使用していますが、このApple製品は細かくレビューしてくれている人が多いので、そこを徹底的に読みまくって、自分に合うモノを見つけていきました。これは読んでいる時がとても楽しくて、最終的に納得してネットでポチって買っています。
僕はiPhoneは11です。Proと迷ったんですが、Proとの違いは2倍のレンズが付いているか否かだけで後は全て同じで結構な価格差があったので、11ノーマルにした。

MacBookはMacBookPro13インチのグレード一番高いものにした。テキスト主体の使い方ではあるが、動画も扱い始めたということと他のMacBookと比較しての価格差がさほどではなかったので、迷いなくグレードが一番高いものに出来た。

こんな感じでアップル製品はネット見て、全て自分で決めたのですが、結局はレビューを見ているので1人で決めているわけではないですよね。

今回のテレビの購入は完全に導かれるままに購入。この経験は久々でとても気持ちの良い買い物の仕方だなと感じました。

ただ、テレビを購入したというのではなく、テレビの事を知っていくという過程、経験も含めて購入した感覚です。だから、まだテレビは届いていないですが、現時点で満足感が高いです。

モノを買うよりも人で買う時代に

今回の買い物で、モノを買うと同時に人から買うという経験をしたと改めて認識した。
今の時代は、情報が溢れているので、良いものを作ったとしてもすぐにパクられてしまう。ラーメンなどは昔に比べて、味に差がなくなってきていますよね。だから、味だけで差別化することはとても難しい時代に入ったんだなぁと感じます。

モノの価値の差がなくなってしまった。すると、その細かい差を探っていくというのも一つの楽しみだとは思うんですが、あとは誰から買うかということですよね。

コーヒーだったら、あなたが入れたコーヒーが飲みたい。お食事だったら、あなたが作ったものが食べたい。日本酒だったら、あなたが熱燗につけてくれた日本酒を飲みたい。などの流れが急速にできあがってきているんだろうなぁ。

僕がテレビ買うときはまた今回の店員さんに相談したいと思ったんですよね。そのタイミングはなかなか来ないとは思いますが(汗)

美容院の世界は昔から完全にそうですよね。ものの良さだけではなく、誰を介して買うかという点にもっと価値が見いだされていきそうですね。

その誰の価値が高ければ、同じものを買うとしてもある程度高くてもいいと思えるという世界観はイメージ出来るなぁと僕は思っています。

だから、人に伝えるということがとても重要になってくる時代と改めて思わされました。

まとめ

ということで今日は人から買うの楽しさについて考えてみました。自分もサービスを販売している身として、ただ内容で勝負するのではなく、人間らしさとか、思いの強さとか、優しさとか、誠実さとかその当たりが重要になってくると感じることが出来ました。このあたりの意識、一緒に高めていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。