直感の鍛え方【思考ノート】
日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。
今日は「直感の鍛え方」についてです。
さて、今朝は目に止まった石川善樹さんの「問い続ける力」をパラパラ見ていたら、岩佐文夫さんとの対談が面白かったのでこの中から「直感力の鍛え方」について考えてみたいと思います。
この内容はポッドキャストで音声配信しています。
論理と直感はどちらが大事?
この本ではまず、論理と直感のどちらか大事かという点でスタートしています。
岩佐さんは論理的に積み上げた解だけで成功するとは思えない。論理においては前提にないものを言ってはいけない。だから、論理を積み上げていったところで出てくる答えはひとつなんです。
論理的に出てくる解では差別化出来ない。なぜなら、答えが一つだから。過去のデータなどを見て論理的な解を出すのは経営者の仕事ではない。経営者が判断すべきは基本的に答えが出ないであり、それは直感で判断するしかない。
石川さんは経営者の教育は経営者には出来ないという発想で、欧米人の経営者は教育に7割の時間を割くそうです。具体的には論理を外してあげる作業をしているのではないか?出世の階段を登っていく時には論理的なほうがいいんでしょうけど、経営者になったら一度それを外して、直感を磨かなければならない。
これは共に大事だけど、教育的には論理的に育てられているだろうな。方程式に当てはめて答えを出すというのはさんざん授業でやらされてきたから。ただ、出くわしたことのない問題に出会った時にどうすべきかなどの授業は当然なかったので、学校の先生がそんな事教えられるわけ無いですもんね。
ということでどうやら、直感力は鍛えていかなければならないものだと言うことに気づきます。
直感力の鍛え方
では、直感力をどう鍛えていくかという話なんですが、岩佐さんの鍛え方はとてもわかりやすいです。それは「意識的にポジションを取る」です。たとえば、アンケートで「とても良かった」「良かった」「どちらとも言えない」「悪かった」「とても悪かった」とあったら、両端のどちらかで判断する。
◯✕で判断して、後々結果がどうだったかを確認することが重要。それをとにかく繰り返す。直感が正しいのか正しくないのかを見る。なんでそういう結果になったかは後で考えればいい。
直感が当たっても外れても、その理由をあとから考えることで直感力が鍛えられる。
あと、ものごとを善い悪いではなく、好き嫌いで伝えることも直感力が鍛えられると言っています。善い悪いというのは理屈であるのに対して、好き嫌いは価値観なので、好き嫌いを伝えるということは自分の価値観をさらけ出すことになるから。
嫌いは言いやすいけど、好きは言いにくいとも言っています。たとえば、本を読んで「大したことなかったな」といえば、自分はもっとレベル高いんだよと言うのに対して、「この本すごく好き」と言うと「お前のレベルはその程度か」と思われるリスクがある。だから岩佐さんは「好き」を意識して言うようにしていて、人と勝負しているそうです。
こういう意思決定を繰り返すことでいざという時の判断が鍛えられるんでしょうね。僕は、何か質問された時に、どっちつかずのグレーな答え方をすることが多いなと。間違えるやつという印象を残さないようにという意識が強く働いているからだろう。これでは何の成長もないなとつくづく反省する。
この直感の鍛え方はとても参考になったので、早速取り入れていくことにしようと思う。
論理は失敗しないためのツール
直感を信じられない人は失敗しちゃいけないと思っているんでしょうけど、直感というのは失敗するんです。
- 失敗しない人は成功もしない。
- その意味では、論理というのは失敗しないためのツール。
- 失敗を避けることがビジネスの本質だったら、あまり楽しくない。失敗はするんだけど、失敗を覚悟で何か面白いものを探す。
- 経営者の役割は一つの意思決定の過ちで会社が潰れるという状況を作らないこと。直感が5回連続で外れるなんていうことはない。どんだけ悪くても、真面目にやっていれば、5回に2回位は当たるんですよ。
と言っています。
このことから行くと、直感と失敗の関連性で直感に則って動けるか?という部分が見えてきますね。
お二人が言ったように、直感は失敗するんです。とまずは思うことが重要だなと。その上で進めていくか否か、どう進めていくかを論理を含めて考えていくというのが順番なんだろうな。感じました。
直感は自分が積み上げてきた潜在的なもの
僕は今年、超高運期なので直感をとにかく大切にしている。
理由としては、直感は自分に必要なものがでてきたと捉えているからです。
逆に言うと自分を邪魔するために直感は働かないと思えているからです。
これは以前もお話したんですが、直感というのはどこから飛んできた突拍子もないことではなく、自分が積み上げてきたもので出来上がってきた潜在意識から湧いてきたものだと捉えています。
だから、この直感はとても意味があるものだし、自分が積み上げてきたもののの現れだと思っているので、めちゃくちゃ大切にしたいんですね。これをないがしろにすることは自分を否定することになる。と僕は思っています。
自分自身のセンサーを研ぎ澄ますことはとても大切だと最近は特に思っています。これは訓練が必要だと気づきました。自分の過去を振り返ってもそうですが、湧いてきた直感をたくさんないがしろにしてきたなぁと思うんですよね。詳しくは覚えていないけど。湧いてきた直感も「まあ、そうは言っても現実的ではないよねぇ」というひと言で直感を沈めてしまうことなんて容易いので。
まとめ
ということで今日は僕がこの数年大切にしてきた直感。その鍛え方について考えてみました。僕は直感は大切にしているが鍛えられてはいないと気づくことが出来たので、その点を強化していこうと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。