アドバイスは受けるな【思考ノート】

日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。

今日は「アドバイスは受けるな」についてです。

さて、今朝は「アドバイスを受けるな」。昨日、たまたま見た録画したカンブリア宮殿にてアマゾンのジェフ・ゾベスさんと掃除機のダイソンのジェームス・ダイソンの話がとても印象的だったのでこのアドバイスを受けるなについて考えてみたいと思います。

この内容はポッドキャストで音声配信しています。

◯会社員時代はアドバイスを受けるのが当たり前の環境

会社員時代を思い返すと、何か新しいことを考えてやろうとしても必ず、上司にプレゼンして、お伺いをたてて、アドバイスを受けた上で新しいことが始められる。これが当たり前の流れであった。
僕も振り返ると、新しいお客さん見つけてきて、絶対にパートナーとすべきとライセンスを与えようとしても上に反対されたりして、何だよつまらない判断しやがってと思った時が数回あったなぁ。

まあ、会社員でいる以上、上にうかがいをたてるという流れは消えない。お前の好きなようにやっていいという立ち位置を得たらまた話は変わるんだろうけど。。。

◯自分の信念で立ち上げたものアドバイスは邪魔でしかない

カンブリア宮殿でのダイソンとゾベスの話はやはり、印象に残るものでした。

ゾベスは新しい物流を作りあげて、1人でも多くの人が満足する便利な流通を築く。7年ほど赤字を続けてきたが、先にある世界が明確に見えていたために、突き進むことが出来た。周りからさんざん助言をされたんだろうけど、信念を曲げないで進めてきたから今がある。

村上龍さんから挫折はなかったのか?間違えていないのか?などの不安はなかったのか?みたいな質問があったが、それに対しては明確な答えを持っていた。
使ってくれたお客さんはほとんどがリピーターになってくれている。とても便利だ。というデータが上がっていたから、やっていること、方向性はあっていると感じられている。大勢の人が使える体制を作り上げていっているだけ。

ダイソンは紙パックの掃除機に不満と怒りを覚え、自分で作り始め、十数年かけてサイクロン型の掃除機を完成させた人。今世の中になくて、自分が欲しい物を作り上げるという0→1を成し遂げた人。ソニーの森田さんと本田宗一郎さんを尊敬されていた。

サイクロン型を作り上げていく工程で様々なアドバイスを受けたようで、否定的なアドバイスもたくさんあったという。ただ、ダイソンさんの信念としては「誰もやったことがことをやろうとしているのにアドバイスなんか受けている場合ではない。誰も知らないんだから、アドバイスしなんて出来ない。だから聞く必要ない。」

ほんとだよな。誰もしようとしていないことを誰かにアドバイスを求めたところで、返せないし、見当違いなことを言われる可能性が高い、たちが悪い。

何かを生み出す人は、生みの努力は自分で責任持ってやりきる以外にないということを強く認識できた。この認識を改めて持てたことはとても大きい。

◯意識はシンプルに。

これを実践していくために、いくつか意識を持たなければいけないと思っています。

モノやサービスを作り上げていく上で、今必要な意識は

誰に対して

できるだけ多くの人に→☓

ごく一部の人に→◯

何を作る

みんなに喜ばれる→☓

自分が欲しいモノ→◯

などではないだろうか?、今の時代作り始めから「みんなに愛されるものをつくるぞ」だとぼやけたものしか作れない。そのモノが溢れた時代ではそうならざるを得ない。
だから、ごくごく一部のわかってくれる人だけに届けばいい。というスタンスで作ることで個性が生まれ、尖らせることが出来て、差別化が可能となる。これは理解が出来ますよね。

誰に対しての部分は明確だと思います。次に何を作るか?の点はみんなが喜ぶものを作るではなく、自分が欲しい物を作る。

これはいやいやお前が欲しいものではなく、みんなが欲しい物を作れよという意見が出そうですよね。汗

でもココも、みんなが喜ぶものってものを造って市場調査、モニター調査してみたいな話だと思うんですが、それはしっかりとやれば売れるかも知れないけど、個性と呼べるモノが生まれるかはまた別の話だと思うんですね。

それよりも自分がホントに欲しい物を形にする。今までの世の中に無ければ、さらに価値は高まるだろう。こだわりを細部まで徹底していけば、行くほど個性が生まれる。

その個性的な商品が出来上がってSNS等で伝えていくことで響く人は出てくるだろう。考えから作る過程まで見せていけたらさらに面白そうでよね。

こう考えていくと、世の中の役に立つためにとか、お金稼げそうが先にするよりも、自分がワクワクするか、面白いか、新たな世界観を造れるものか?などが先に来るべきだなと思った。
世に役立つかや稼げるかはそのあとに考えればいい。

なんて思いました。

ということで今日も最後までお読みいただきありがとうございました。