人が集まる理由づくり【思考ノート】

日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。
今日は「人が集まる目的を造る」についてです。

酒屋の準備を進めていますが、普通に酒屋を運営しても利益が少ないために、商売として継続するのは難しい。という話を先日行いました。

その中で、酒屋の運営形態を模索しています。

現時点で考えている酒屋の特徴の方向性としては

・集まる意味を造ること

・独自のお酒を取り揃えている

後々はここに、オリジナルのお酒を販売するを加えたい。

オリジナルのお酒とは、オリジナルの企画で、酒造メーカーさんにお酒を造ってもらう。
もう一つは、醸造所を造るもしくは引き継ぎ、オリジナルのお酒をはじめから造る。

最終的にはここに持っていきたいが、まずは人が集まり、お酒の販売量が確保できることが大事。

業態が明確すぎると特定の人しか来ない

今日は人が集まる場所とは?について考えてみます。

人が集まる場所とは、人が集まる目的がある場所となると思うので、
集まる目的について考えてみたいと思います。

酒屋に人が来る目的は、普通に考えたら、お酒を買いに来る。基本これしかないです。

この場合、酒屋であるという認知を近所に広めて、取り扱いのお酒の特徴を認知してもらい、必要な時に買いに来てもらう。

あとは、ひたすら待つ。買いに来てくれるのを待つ。新しいお酒が入った時にたまにチラシを出す。そんな感じだろうか。

実際に世の中の多くの酒屋さんこのようなスタイルだろう。これに飲食店への配達。

僕が今から始める酒屋はこれだと商売にならない。毎月かかる固定費を上回ることが出来ない。

だから、まずは人が来る理由を作る必要がある。

お店の業態を明確にしてしまうと、その目的以外の人は来なくなる。

酒屋→お酒を買いたい人以外は来ない

飲食店→美味しいご飯を食べたい。友人と話をしながら飲みたい、一人でゆっくり本を読みながらお茶したい以外は来ない

映画館→映画を見たい人以外は来ない

飲食店についてはもっと幅広いと思うが、基本的にはそのお店で出来ることは、お店の業態が定まってしまうと、行く理由が限られてしまいます。

これらから考えていくと、まずはどんな酒屋にするという考え方よりも、どう多くの人に来てもらう場所にするか?という視点で考えなければならない。

人が集まる理由

人が集まる理由を箇条書きにしていくと

・美味しいものを食べたい
・美味しいお酒を飲みたい
・インスタ映えの写真を撮りたい
・◯◯さんと会いたい
・この人の話を聴きにいきたい
・〇〇好きな人が集まる会に参加したい
・同じ趣味の人と語らいたい
・落語を見たい
・好きな映画を好きな人達と同じ場で見たい
・日本の教育について語り合いたい
・雰囲気のある場所で静かに飲みたい
・動画撮影をしたい
・◯◯の講義を聴きたい
・◯◯と〇〇のトークイベントを聴きたい

まだ他にもあると思うけど、このような感じであろう。

僕が学ばせてもらっているキングコングの西野さんは年末に映画えんとつ町のプペルの上映スタートと同時に、映画館に行ってねだけでなく、映画館で映画の前にトークイベントを行ったり、自分が映画館で一緒に映画を見たり、副音声機能を使って、一度見た人を再度副音声を聴きながら見てもらうなどの仕掛けをして、ただ単に、映画を見に来てもらう以外の仕掛けを行っていた。西野さんが叩かれていた過去を知る芸人さんのトークイベントなども絡ませて、映画館に行ってもらう仕掛けをしていた。

これは映画を一回見て終わりという通常の考え方ではなく、何度映画館に足を運んでもらえるかという視点で考えていたから出てきたものだろう。
行く意味を変えたということですよね。

酒屋に行く意味を変える

酒屋に行く意味を変える。その場に行く理由がまずあり、そこに酒屋・角打ちがある。この流れである。

まずは人が集まることが第一と考えた場合に、運営者二人の企画だけでは全然足りない。

イベントを主催したい人を見つけていくことが一つのキーとなってくると思っている。

例えば、キングダム好きな人が、キングダムを語り合う会を主催したいとかでもいいし、映画えんとつ町のプペルを見た人で語らう会でもいいし。

スナックママをやりたい人が限定のスナックを開催してもいいし、お花の会を開催したいでもいいし、魅力的な会を開催したい人にイベントを主催してもらう。

その企画イベントに協力していくというのは一つ造らなければならないポジションと考えている。

あとは、佳那さん企画のCafuneBooks 図書館を併設するので、本を借りに来る、本を返しに来るという理由も造ることが出来る。

以前読んだ本で函館蔦屋書店の社長さんが何もない函館の地に、本屋を造る任務を与えられて、最初に徹したことが、本屋に来る意味を造ることだった。

この方は、ほぼ365日蔦屋書店でイベントを基本無料で開催して、人が来る意味を造り続けた。受け皿として本屋がある。その本屋の居心地を徹底した。

来てくれた人が、本やDVDを買ってくれ、リピーターとなってくれた。

規模感は全く異なるがこのイメージは大切にしなければならないと思っている。

まとめ

イベントで足を運んでくれた人が、居心地の良いと感じてくれて、お酒やドリンクを飲んでくれて美味しいと感じてくれて、日本酒も買って、また来たい、私もイベントしてみたいと思ってもらえる流れを作るというイメージです。

このひとが来る意味、人が来る理由づくりを深めてストックしていきたいと思います。アイデアある方はぜひ、ご一報いただきたいです。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。