酒屋で何を販売するのか?【思考ノート】
日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。
今日は「酒屋で何を販売するのか?」についてです。
このラジオ配信で酒屋運営を考えることは良い気がしてきた。
色々と考えなければならないことに気づいていく。そして、今日はとても当たり前で根本の部分である何を取り扱うのか?何を販売するのか?について考えてみたいと思います。
普通ここから考え始めるんじゃないの?
何を販売しているのかがお店の最大のポイントとなるのに。。。。
取り扱うアイテムの軸をどこに置くか?
取り扱い商品の決め方、ルールはしっかりと持たなければならない。なぜなら、そのあたりのスーパーやコンビニ、何でも売っている酒屋さんとは違う。取り扱いに個性がなければ、酒屋を新しく出す意味がない。
お酒のセレクトショップがまずは大前提となるだろう。
石坂がチョイスしたものに全て理由があるような形が望ましい。
例
・石坂が純粋に美味しいと思ったお酒
・熱燗にしたら美味しいお酒
・寝かせたら味変するお酒
・日本酒の基礎を知ってもらうために味わいのカテゴリーを設定して、各カテゴリーに入るものを全て用意する
などは今まで考えていたこと。
ただ、これだけでは他の酒屋と変わらない。と考えるべきである。
では、どう考えればいいのか?個性をどう出していくのか?昨日話しをしたように、人が集まる場としての価値をつけていく。そこでの個性もあるとは思うが商品からの個性も作り上げる必要あり。
・しぼりたての日本酒
・まだあまり知られていないお酒
・とてもこだわった独特の製法で造られていて、石坂が惚れたとか共感したとかなどのエピソードが語れるもの
・焼酎「まんこい」のようにレモンサワーが美味しくなる焼酎と狭い所でポジションを取っているお酒
・自然米など、農薬を使わずに造られた原料で造られているお酒
・呑み方の提案で美味しく化けるお酒
・確実に美味しいと言ってもらえるペアリングのお酒と合わす食材
・海外のお酒で、美味しいけど知られていないお酒
・多くの酒蔵を回って、眠ってしまっているお酒を買い取って、独自のPB(プライベートブランド)として販売する。
などが今思いつくところ。
まだまだ、セレクトに対する角度が弱いと今書き出してみて、感じてしまった(汗)
飲み歩いて、ビビっとくるものを探す
これも当たり前のことだが、たくさんのお酒を試して、ビビっと来たものを取り扱えるようにするのが手っ取り早い。
昨日、いただいたニッカの「COFFEY GIN」冷凍庫で冷やされていたものをストレートでいただいたんだが、こんなきれいな香りがするお酒は初めての経験だった。
絶対に自分のお店で取り扱いたいと思ったですよね。
このように過去に飲んできたお酒で、他店での取り扱いが少なく、ストーリーが作れるような商品を増やしていくのが王道であろう。
この2年位は、日本酒を美味しく飲ませてくれるお店ばかりを訪ねていたけど、取り揃えの多いバーなどにも足を運んで、美味しいお酒を見つける必要がある。
これは店が始まっても続けていこう。
セレクトメンバーを増やす
石坂だけでセレクトするのではなく、それ以外の個性派がセレクトした商品を取り扱うのも面白い試みになるのではないかと考えています。
例えば、現在運営しているカンパイSAKELOVERSのコミュニティメンバーで取り扱いたいものを決めて、商品会議を行う。
競い合う形でもいいかもしれない。それで、選ばれた商品をセレクトした人に今月のバイヤーみたいな立ち位置に立ってもらい、商品説明をたっぷり語ってもらう。
セレクトする人が増えれば、それだけでもお店の導線につながる要素にもなる。そのセレクトした人とつながっている人が、お店に足を運んでくれる可能性にもなる。
これにイベント性をもたせて、毎月の展開にしていくなどは面白いかも。選ぶ側の人も増え、買いに来てくれる人も増える。
この発想は発想は膨らませてみよう。
まとめ
このような感じでまだまだ、考えを膨らませて、削ぎ落としてを繰り返しながら、動いていかねばと面白くなってきています。