キングダム59巻から学んだこと【思考ノート】

日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。

さて、今日は「キングダム59巻から学んだこと」についてです。

昨日はキングダム59巻の発売日。速攻で買いに行き、読み倒しました。今回は話がだいぶ展開したんですね。その中で、国王の違いでこれだけ向かい方向性も代わり、仕えている身の意味合い価値、自分がやっていることへの自信、やる気などが変わると考えさせられました。大きな戦いシーンはありませんが、ある意味とても考えさせられる59巻でした。

この内容はポッドキャストで音声配信しています。

誰とやるか?誰につくか?って大事

自分がこれから何かをやろう、信念を持って進めようと思った時、自分の国で仲間を募ってやるなら、自分の志次第と言えると思います。

しかし、誰かについて進めていたり、何かの組織に属して進めていたり、会社に属しながら進めていたりする場合は、その人の志やビジョン、組織・会社のビジョンによって、自分がやりたい思いなどが、生きる時もあれば、全く真逆の方向に行くときもある。

今回、キングダムを読んでいて、どこの国に属しているかで、志が変わりそうだなと思ったりしました。ただ、国に属しているので、基本、志違うからあっちの国民になろうというのは簡単には出来ない。国のためにと動いていたとしても、国のトップが全く違う考え、ましてや私利私欲の塊だった場合には、自分の高い志や考えに考え抜いた計画や実行も、何も生きない。

どこかに属すなら、そこの志をしっかりと確認して、自分の志と合致しているのかは確認すべきと強く感じました。ここで方向性が同じならば、全力を捧げられるし、傾けることが出来ますよね。

自分が束ねる立場なら向かう場所とその理由を言語化したい

自分が組織を束ねて、向かった行く場合は、とにかくこの志と何のためにその事業を行なっているのか?を明文化することが重要だと認識することが出来ました。

僕は酒蔵オーナーになって、日本酒熟成酒で世界を獲るとこのラジオでずっと言っていますが、「なんで?」という部分には全然触れてこなかったなと感じました。
これから、人を巻き込んで行く時に、「なんで世界一目指すの?」を言語化しなければならないし、しないことには何も始まらない。ということを理解しました。

以前のラジオ配信で、なんで酒蔵オーナーになりたいと思うようになったかという経緯はお話しました。その時は、コロナ禍真っ只中で考える時間が増えて、日本酒に関わるなら何がしたいかを考えました。はじめは日本酒のペアリングの魅力を多くの人に伝えて、日本酒を楽しむ人を楽しみながら増やしていく。そのためにはとにかく発信力だ。と認識していたんです。

しかし、なんか違うなと感じ始めたんです。伝えるという行為は、自分の事を伝えることもあるし、誰かのことを伝えることもある。他人が作ったモノを伝える。他人が考えたことを伝える。早く伝えることに価値がある。

ここで感じてしまったことは、自分以外の人や事やモノを伝えるという行為はその人がいないと成り立たない。と思ったんですね。さらにいうと他人に依存しているとも言えるのではないかと。まあ、今思えば少し大げさなんですが、その時は完全にそういう思いに至り、それなら
自分で何かを生み出して、自分でしっかりと伝えていきたいと思ったんですね。

日本酒が作れたら、自分が作った分身が世の中に広がるイメージです。まずはうちから湧いた根本的な部分ですね。

ここに大義名分をしっかりと乗せて、独自の世界観を作り上げていかなければ、やる意味がないと思っています。僕が思いついたことは毎朝言っている「日本酒熟成酒で世界を獲る」です。

日本酒熟成酒は価値がないがしろにされている。新しい香り高いお酒ばかりに目が向け羅ている内に仕掛けたい。さらに、熟成酒文化が進んでいる欧米への販路の可能性などを熟成酒の観点でアプローチするのは価値があると思ったんですね。

このあたりの思いを言語化していきます。

「世界に名を残すお酒造り」もう少し踏み込んだ言葉を作っていますが、今の思いはこのあたりです。この思いに賛同してくれる人が一人でも二人でも出てきてくれたら、嬉しいです。

そのためには、お金の回る仕組みづくりと行動へ割く時間づくり。そのうえでの情報発信。
そんな考えでいます。

まとめ

ということでキングダムを見て、志の大切さを語ってみました。真面目な話になってしまいましたが、こんな感じで進めていきたいと思っています。