本を読み返すメリット【思考ノート】
日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。
さて、今日は「本を読み返すメリット」についてです。
日本酒の新しい事業に向けて、コンセプトやアイデア出しを行なっているのですが、その際に過去に読んだ日本酒関連の本を読み返していました。そこで気づいたことがあったのでシェアしたいと思います。
この内容はポッドキャストで音声配信しています。
本を読み返す・読み直す
1年前に日本酒ペアリング推進協会を立ち上げた際に、購入した「最先端の日本酒ペアリング」という千葉麻里絵さんの本。購入した当時は毎日何かを掴み取ろうと何度も何度も読みました。
さらにペアリングのイベントを盛んに行なっていたので、この本の中のペアリングを寸分の違いなく再現することを行えるだけ行いました。
3ヶ月ほど続けていましたが、一段落して半年以上、本棚の中に眠っていました。
昨日、この本を手に取り、昨年の夏〜秋を思い出しながら、懐かしみながら、パラパラとめくっていきました。すると後半のページのノウハウや味のメカニズムなどのページで目が止まりました。このあたりの化学的な根拠などのページは、昨年読んだ時はまだピンと来てなかったので、ほとんど頭に残っていなかったんですよね。
今、自分が知りたいことが詳しく細かく書いてあったんです。結構衝撃的でした。昨年あんなに読み込んだと思っていたのに。そんな事ないですかね?
本を読み返す効果
本を読み返す効果は、何度も短期間で読み返すときの効果と、しばらく時間を開けてから読み返した時の効果それぞれがあると思うんですね。
短期間に集中的に読み返す
短期的に読み返す意味は、なんと言っても頭に定着させるためですよね。エビングハウスの忘却曲線ってありますよね。
20分後には42%忘れる
1時間後には56%忘れる
9時間後には64%忘れる
1日後には67%忘れる
2日後には72%忘れる
6日後には75%忘れる
31日後には79%忘れる
といった具合です。
目にした、耳にした瞬間から忘れ始める。脳もキャパがあるので、意味がないものからどんどん捨てていかないと次のキャパが入らないので仕方がないです。
脳にとって、いらないものから捨てられていくということだと思うので、いらないものにならないようにするためには、自分が興味を持つということと、何度も何度もインプットをして、脳に必要なものだと認識させる。しかないんだと思います。
短期間で集中的に何度も読むというのは、この何度もインプットして、脳にこれは捨てないほうが良さそうだなと思わせる行為ということになりますね。
集中的に何度も読むことは、脳に定着させる読み方と言えます。
時間を置いてから読み返す
これは、今回の経験です。前回読んだ時は、ほとんど気にならずに脳に残らなかったことが、今回新たな気づきとなったという経験です。
これは、昨年の段階ではまだ興味が至っていなかったものに、この一年日本酒に触れてきて、興味持った事に反応したんだと言えると思うんですね。
今回の例でいうと、味覚の捉え方が温度によって変わる事がグラフなども交えて細かく書かれていました。 昨年の僕はこの事自体を身体で体感していないことだったので、脳に全く入ってこなかったんですね。
今回読んでみて、この点は細かく知りたかったことだったのですんなりという、こんなに書いてあるんだぁと喜びと驚きでした。
逆に言うと昨年読んでいた頃の僕には全く響かなかった内容なんですよね。
時間を置いて読み直すことで、自分の成長を感じられたり、自分が今興味あることに気づくことが出来ますね。新たな発見といえると思います。
自分が面白いと思えた本はやはり、本棚に置いておいて、時間をおいて再び読みたいですね。今回はそんな本の楽しさを知ることが出来ました。
まとめ
ということで今回は本を読み返すことについて考えてみました。
いかがでしょうか? 気に入っている本をぜひ読み返してみてはいかがでしょうか?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。