会社の口座運用法【思考ノート】
会社の口座運用法〜PROFIT FIRST〜【思考ノート】
日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。
今日のテーマは「会社の口座運用法」について考えてみました。
日本酒ペアリング推進協会の活動が活発化してきたので、お金の動きについてしっかり運用方法を確立したいタイミングなのでこのテーマにしてみました。
この内容はポッドキャストで音声配信しています。
PROFIT FIRST
会社のお金の運用方法ってどうされていますか?特に個人事業主や少人数で起業されたかいしゃなど。
個人で行っている場合は、1人で完結してしまうので、いざという時は説明できればいいからと運用がザルになってしまいがち。僕は個人の会社については完全にこの状態である。
僕は今、一般社団法人日本酒ペアリング推進協会を3人で回している。そこで実際のお金の動きが出てきたので、運用方法を確立せねばな。という状況なんです。
十数年会社経営をしている友人から「この本はもっと前に読んでおけばよかった」と紹介してもらった「PROFIT FIRST〜お金を増やす技術〜」。この本の事を思い出した。
この本では、うまく行っていた会社がいつの間にか毎月、今日の支払いをなんとかせねばと追われる立場になってしまう人たちの紹介。そして、なぜそうなってしまうのか??についての說明がなされています。
なぜ、そのような状況に陥ってしまうのか?
それは”売上−経費=利益”だと考えているからだ!だからお金が残らない。
では、どうすればいいのか?
それは”売上−利益=経費”と認識すればいいんです。
うん??同じことでは無いのか?と思ったのではないでしょうか?
ここの意識というか順番が重要だという話です。
- 経費を使ったあとに残ったものが利益なのか?
- 利益を残したあとに残ったものが経費なのか?
これは計算上は同じなんですが、意識はまるで異なってきます。
- 売上から使える経費を考えてしまうのてお金が残らない可能性大。
- まず、利益を確定しているので、使える経費は限られるので、その中でどう使うか?という工夫が生まれてきますよね。
と確かにこの捉え方で大きく差が出そうですよね。
PROFIT FIRSTの運用方法
では、どうすればいいのか?という点ですが、これも明確に記されている。
それは5つの口座を作り、それぞれの口座の役割を明確にするということです。
- 入金
- 利益
- 経営者の給料
- 税金
- 経費
この5つ。これは口座を1つで管理するな!役割ごとに口座を分けろということです。これを聞くと「えっっ、そんな面倒なことをせずに、会計ソフトで管理すればいいじゃん」という意見が必ず出てきます。
でも、ここは口座を分けるということが重要なんです。
入金があった後、売上の数%を利益用の口座へ、数%を税金講座へ、数%を経営者給料用の口座へと入金があった時点で振り分けてしまうという考えです。
こうしておくことで、1年に1回の税金の支払いの時も慌てないし、いざ何かで勝負しようとする時も、利益用口座のストックでチャレンジもしやすくなるという状況が生まれるだろう。
まとめ
これはやったほうが良いと直感出来たので、この運用方法を協会メンバーにも説明して行っていくこととなった。
確かに役割の違うお金が1つの口座に入っていたら区別がつかないので分けてあったほうがわかりやすい。同じ口座の中でいくらは何用、いくらは何用などと分けて数字で管理することも可能かもしれないけど、把握するのに毎回時間を生じそう。
なので役割別に分けて管理することにしました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。