今を全力で生きる〜ボストンラーメン店大西益央の哲学”1000日限定営業”から学ぶ〜【思考ノート】
日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。
今日のテーマは「今を全力で生きる」について、ボストンラーメン店「Tsurumen David」の店主 大西益央氏の哲学〜1000日限定営業から今を生きるを考えていきたいと思います。
この内容はポッドキャストで音声配信しています。
なぜ、1000日限定営業なのか?からの学び
「今を生きる」について、なぜ、このテーマにしたですが、それは以前に情熱大陸で、ボストンラーメン店主大西益央さんの会があって、見たんです。
その際に、1000日で営業をやめるラーメン屋みたいな感じ紹介されていたんですが全く理解できなかったんですね。
そんな大西さんが著書「なぜ、2時間営業だけでうまくいくのか?」を出されていて、それを購入したからです。
この著書で大西さんはボストンラーメン店「Tsurumen David」を始める段階で1000日で営業をやめると制限をつけてやることに決めていた。
理由は毎日、全力を傾けるため、全力で生きるため。
10000日だと長過ぎて、まだ先が長いからいっかみたいな発想になってしまう。
また、100日だと短すぎて、やれることが限られる。
だから、1000日にしたことのこと。近すぎず、遠すぎず、バランスの良い日程。
また、今は変化が激しい時代なので先を見据えて動くこと自体がバクチ。
先を見据えるのではなく、今を全力で生きたほうがよっぽどパフォーマンスが良い。
最近の成功者は「これからどうなるか?」ではなくて「ここからどうなりたいか?これからどうしていきたいか」にフォーカスしている。
ほとんどの人が、将来のために今を犠牲にしている生き方。
今を犠牲にするとはなにか?
→自分の潜在能力を発揮できなくなる
からとしている。将来を心配するのではなく、今の成長にフォーカスすくことこそが一番の「リスクヘッジ」
また、なぜゴール設定が大切なのかも示されていた。
終わりのないマラソン大会で全力で走れるか?ゴールがわからなければ、余力をたっぷり残しながら走るしか無い。10kmとか42.195kmとかゴールが設定された途端に全力を出し切れるようになる。
だから大西さんは1000日で終わるというテンションでやっているから本気度・集中力が圧倒的に増す。と言われている。
毎日、「あっ!もう一日が終わってしまった。もっと全力を出さねば」と思えるようになりたい。
石坂の日本酒熟成酒に置き換えてみた
僕は「日本酒の熟成酒で世界を獲る」と目標を定めている。
これを実現していくためにはまず、酒蔵を所有しなければと考えています。これがスタートライン。その上で、世界一の酒造りをして世界に出る。
では、いつまでにスタートラインに立つのか?これは早いに越したことはないので、1年後までに酒蔵のオーナーになる。と定めて、じゃあ、何をすべきか?を考えてみた。
- 日本一と思える熟成酒の酒蔵で蔵人として働きながら酒造りを理解する。
- 熟成酒の価値を把握して、ススメている酒屋、居酒屋を訪ね、ネットワークを作る
- 酒販免許を取って、熟成酒の販売実績を作る。日本一売り上げる
- 熟成酒と新酒をブレンドして販売する。
- 熟成酒を造る継承できる酒蔵を探し、関係性を構築する。
などが挙げられた。
少し、大西さんとはアプローチが違うかもしれないが、現時点での自分の制限としてはこの酒蔵取得のゴール設定を極力短くしてやれることを詰め込むのが良いのだろう。
一杯20ドルの価格設定の発想からの学び
大西さんはボストンラーメン店で1杯20ドルで販売している。20ドルってラーメンでは高いですよね。
この価格設定は、原価30%などの積み上げのアプローチではなく、生活して自分にも利益が残るためには一日1200ドルの売上が必要。2時間営業と決めているので60杯を出すことが限度。
だから1200÷60杯で20ドルという設定となった。20ドルで売るためにどうしたら良いか?を味から売り方まで全力で考えて考え抜いたそうだ。
日本酒も同じ発想ができるなと思えた。
研ぎ澄ませたお酒造りを実現して、購入したいという価値・ストーリーを作り上げて、価格をしっかりと取り、数量限定で毎年完売される仕組みを作り上げる。などの発想はありだと思った。
軸づくりの大切さ
大西さんは「世界どこへ行っても、行列ができるラーメン屋を作る」と決めて、活動している。この設定はとても、大変な設定ではあるがブレようがない軸である。立地にも頼らない。味と売り方で勝負。
とても潔い。自分が酒蔵を持ったらどうか?現時点での軸を考えてみた。
「酒屋や既存の流通に頼らない、個人からダイレクトに求められるお酒、販売方法を造る」
まだまだ、弱いけど、このような形で軸を造っていくべきと学んだ。
まとめ
この大西さんの生き方は人生を加速させるためにマネすべき生き方だと強く感じた。
- 人は本気でやらなかったことを後悔する
- 必死になっている人には誰もかなわない
濃い人生にするためにこの大西さんの哲学〜時間を制限を加える〜を取り入れて行くことをオススメします。 僕も取り入れて宣言していきます。