意味を持つコト!何のために存在する会社・組織なのか?【思考ノート】

日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。

今日のテーマは「意味を持つこと〜何のために存在する会社・組織」について考えてみました。

この内容はポッドキャストで音声配信しています。

日本酒ペアリング推進協会ミーティングにて僕らはなぜそれをやる?

今日は意味をもつことについて、考えてみたいと思います。

日曜日から下関に日本酒ペアリング推進協会のメンバーで集まり、今後の協会運営について話し合いました。(今は水曜日の朝です。)コミュニティの運営について、コミュニティの存在意義、酒蔵サポート、新商品開発、YouTube等の情報発信などを決めていく打ち合わせを行ってきています。

これらを進めて行く上で、本当に大切だと思うのは、「僕らはなぜそれをやるのか?」「僕らは何のために存在するのか?」この根元の部分を持つことの大切さを改めて認識しました。

「モノ」が過剰で、「意味」が希少な時代

僕が最近、とても学びの多い山口周さんのニュータイプの時代という著書で、「意味を持つことの重要性」がとてもわかりやすく示させれています。

1980年以前は「モノ」が希少で、「意味」が充足していた。

現代は「モノ」が過剰で、「意味」が希少になっている。

いつの時代においても、「若者」はその時代に足りないものにハングリーなだけ。今の時代に「モノ」にハングリーになれないのは当たり前。この時代に、ひたすら、金銭やモノを褒美としてチラつかせながら、意味を与えることなく、他人をコントロールしようとするのは典型的なオールドタイプ。

一方で、ニュータイプは「意味」を明確にして、クリアすべきタスクと目標を示す。この意味は会社や組織で考えると、「何のために存在する会社なのか?」という定義を明確にしている会社ということだと理解した。

なぜ、存在するのかという「意味」を定義した会社・組織の経営者の元に志高い、優秀な人達が集まってくる。「意味」を求めている人たちが集まってくるということだろう。

とてもわかりやすい会社の意義を唱えている経営者が紹介されている。
ビーチという格安航空会社の井上社長のお話。

「ビーチは何のために存在する会社なんですか?」という問いに対して、それは、戦争をなくすためです。」と答えられたそうです。

僕はここではピンと来ませんでした。

「過去には日本とアジアの国々の間で、不幸な出来事がありましたね。あーいうことを二度と起こさないために友達が色んな国にいるという状態にしたい。そのためには若いうちからどんどん外国へ出て、いろんな文化に触れて、たくさんの人と知り合って欲しい。だから、安くて色んな国に行ける航空会社が必要なんです。」

会社の存在の意味がこんなにわかりやすく語られていると働きたいと思う人も多いし、実際に働いてる人もこの意味を感じながら誇りを持ちながら、仕事を行えますよね。

組織を運営していく上で、「何のために存在する組織なのか?」を言語化する重要性をこれらのことから学ぶことが出来ました。

何のために存在する組織なのか?

僕らは今回のMTGの冒頭で昨年に立てたVISION、MISSION、CONCEPTに基づいて、動いていたか?それらに違和感が無いか?から話し合いを始めた。

話し始めると、意味の部分がぼやけていることに気づき、この点を話し合っていった。

僕らのVISIONは「世界中を美味しい笑顔でいっぱいにする」。そのために「日本酒の再発見」というCONCEPTを掲げて、日本酒の魅力をペアリングとお燗を通して、伝えるという活動をしいてる。 これではぼやけている。これをやるためにやるべきことが詳細に出てこないなど。

CONCEPTの日本酒の再発見が抽象的なので、この点を明確にした。

「新しい価値の創造」と「海外」という2つのキーワードを明確にした。

これによって、自分たちの活動を研ぎ澄ませて行くことになった。言語化することで自分たちの意味も変化するし、より明確にしようという思考につながる。

協会が運営している「カンパイSAKE LOVERS」というコミュニティは日本酒の新しい価値を創り出すチーム、海外へ伝えるかつ動をするチーム。という意味が生み出せた。参加者にもその意味を明確にして参加意義を高めていきたい。

あと、協会のVISION「世界中をおいしい笑顔でいっぱいにする」なのだが、存在意義としてはその奥にある、世界平和につながりをうまく言語化したい。

例えば、世界中をおいしい笑顔にして、世の中明るくして、世界中に友達を作り、争いをなくさせる。そのための日本酒はコミュニケーションツール。
こんな風に掘り下げていきたいと思う。

まとめ

何のために存在する会社なのか?この言語化をわかりやすく、研ぎ澄まされているかで、事業の規模感も変わってきますね。意味が明確な組織に共感して人が集まってくるので、「何のために存在する会社なのか?」をしっかりと言語化しましょう!