とりあえずやる vs 綿密に計画して行動【思考ノート】
日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。
今日のテーマは「とりあえずやる vs 綿密に計画して行動」について、考えてみました。
今回は山口周さんの「ニュータイプの時代」の中の”大量に試してうまく行ったものを残す”という項目から考えていきたいと思います。
この内容はポッドキャストで音声配信しています。
コナトゥス対社会で規定された尺度
17世紀のオランダの哲学者であるスピノザが定義した”人であれモノであれ、「本来の自分らしい自分であろうとするチカラ」”をコナトゥスと呼ぶそうです。
その人の本質は姿・形・肩書きなどではなく、コナトゥスによって規定される。
また、「良い・悪い」の評価は社会で規定された尺度(世間の評価や常識とかかな?)で行ってしまうが、本来はコナトゥスとの組み合わせで評価されるものだ。コナトゥスを高めるなら「良い」、コナトゥスを低めるなら「悪い」。
このようにすると同じことでも人によって「良い・悪い」は変わりますよね。
「あなたは男だからこうすべき」とか「あなたは女性だからこれが好きなはず」とかは社会的尺度であってコナトゥスではないってことですよね。
「本来の自分らしい、自分であろうとするチカラ」というコナトゥスと照らしあわすというのは良いですね。この社会的尺度とコナトゥスの違いをわかりやすく捉えてみると
社会的尺度: 他社目線・規定のものとの比較、行動しなくても評価できる
コナトゥス: 自分目線・経験しないと評価できない要素が強い
今日のテーマである「とりあえずやる vs 綿密な計画して行動」で考えると、コナトゥスを軸に生きていくなら、行動が大事なので、「とりあえずやる」が勝つってことになるんでしょう。
僕のコナトゥス
僕はこの10年位はとりあえずやるを強く意識して、過ごしてきた。コナトゥスのことなどは全く知らなかったけど、人生全体を考えた時にやりたいと思った時、やれることはやるべきだなと本や、人の死からその事を思い、実施してきている。
思い立ってやって、大変さと楽しいを比較して大変さが買ったものはやめてしまい、面白いものは続けている。例えば、ランニングはハマったもので、10kmレースから始まり、ハーフ、フルマラソン、ウルトラマラソン、トレイル20km、50km、170km、サハラ砂漠とレベルアップして、SUPで伊豆大島から湘南江の島まで69kmを漕いだりと、まあ、とてもたいへんだけど、達成感などが増して、楽しくなり、続けて進化した。
続いていないこともたくさんある。ランニングクラブやヨガクラブ、投資クラブなどを立ち上げては何かやっている感だけが出てしまい、やめてしまったり、二拠点生活が良いと捉えて、住みたいところを探し旅をたくさんして、ココ住んでみたいと思い、通い詰めたんだけど、通い始めたあたりから、それ以上気持ちが上がらなくなったんです。 どこか住みやすい拠点一つで生きたいとこにフットワーク軽く行けばいいんじゃないみたいな感じですね。
成功者のキャリアは8割が偶然
あと、山口さんが言っていることとして、成功は確率論。成功者のキャリアは8割が偶然がある。
結果として成功してきた人へのヒヤリングで、キャリアを綿密に決めて、それ通りになった人よりも、来るきっかけに乗り、進めてきた偶然に乗っかってきたことにより、ココにいるという人が8割。
キャリア形式にはいい偶然が必要。そのために必要な要素は5つある。
- 好奇心→自分の専門外への関心
- 粘り強さ→最初はうまく行かなくても、粘り強く続ける。するときっかけが来る
- 柔軟性→変化に対応
- 楽観性→問題起きたとしても、この課題は何だ?と捉えて、ポジティブに進めていく。
- リスクテイク→失敗・うまく行かないは当たり前
僕の場合はとりあえずやることで自分の可能性を広げてきたと思える。最初は本からのインスピレーションで、複数収入が必要だと不動産投資を始めて、どっぷりと浸かり、時間を費やしてきた。
ここで得た、知識とお金と友人はとても大きなものである。ただ、その後もこれだけやっていても人生豊かにならないなと思い始めて、何が楽しいんだろうと考え始めた。
まず、嫌なことをやめることから始めようと、満員電車に乗らない、残業をしないとかを始めたるために、都内の会社に通いやすい所に住むことにした。そのことで得た、時間的有効さは本当に良かったと今でも思っている。
その後、会社をやめて、二拠点生活を目指して、気に入った拠点に通い始めたが、やっている最中に日本酒に出会い、日本酒で仕事しないかとお声がかかり、今の流れに至っている。
通い詰めていた地域の方からは見捨てたのかよと言われたり、ラン仲間からは石坂は会うたびに違うことをやっている。飽きっぽいやつだよなぁと言われたりしていた。
たしかに飽きっぽい。ダメな人間だとも思ったりもしたけど、そんなことはなくて、色々と試して、これがいいを洗濯し続けて今に至っている。
今の立ち位置である日本酒熟成酒は心底粘り強くやりたいと思っているので、色々とやってきたことはココへたどり着くために必要だったと捉えている。
僕に必要なのはこの照準を定めた「日本酒・熟成酒」の計画を綿密に立てること、そして、ひたすら行動。先を見据えて、行動によって、新たな偶発的なきっかけがくる可能性が高まるんだろう。これの繰り返しで見えない世界が開いてくるんだろう。
まとめ
とりあえずやるvs綿密に計画して行動の僕の結論は
とりあえずやると可能性が広がり、コナトゥスに合う「良い」に合致するものが増える。その中でこれだと思えるものが見つかったら、綿密に計画して行動。これを繰り返すことで、人生を加速させるために大事だと考えました。
いかがでしょうか?僕の中ではなかなかしっくり来ました。
今日も最後までありがとうございました。