サハラ砂漠マラソンMDS記録③〜ステージ1〜

日本酒プロデューサー ✕ 九星気学鑑定士の石坂晏敬です。

いよいよサハラ砂漠マラソンMDSがスタートだ。スタート時にかかると聞いていたAC/DCのHighway to hellをみんなで合唱しながら240kmの旅路がスタート。

どんな世界が待っているのか?未体験ゾーンへの突入だ。

ではレースの様子をどうぞ。

今朝から食事は自分の持ち物から

今日からいよいよレースがスタートだ。

景気づけに貴重な食材カレーライスを食べる。

この先はナッツ・ドライフルーツのトレイルバターを中心にした食材となる。

▲この25リットルのザックに全てを詰め込んでいよいよスタートだ

▲クリアケースに入っているのはサハラ砂漠のコースマップ

▲荷物を背負っていよいよスタートラインへ

スタートは全員で34の一文字を作ってスタート。

ヘリから”34”の一文字を撮る所からスタート。

▲スーバー長距離アスリートのもりちゃん

▲日本酒の仕込みもばっちり

▲けんさん寄せ書き。かっこいい人望があってステキ

▲いよいよスタート

▲パトリックと通訳さんの説明が始まる

説明が終わると音楽が流れ始める。
そう。これがうわさの”Highway to hell

AC/DCのだみ声を聞きながら皆が興奮していく。

ふぉ〜〜!!! わおぉ〜!!!

いよいよほんとにスタート。

出だしはザックがフィットしておらずボディブローを食らう

スタートはゆっくり歩いてスタート。当然先頭のランナーはガンガン走っていっている。

少し走ってみたがフロントのバッグがしっかりと位置が定まっておらず、一歩進むごとにボディブローを食らう感じとなる(汗)

さらに仕込んだ日本酒の揺れも半端ないので完全ウォーキングで行くことを決意。

実際に30kmのコースに対して9時間という制限時間なのでどんなにゆっくり歩いても動き続けていれば、基本ゴールできる。水分と塩分の補給さえしっかりと行えば間違いない。

今回のサハラ砂漠マラソン参加の目的はあくまでも完走。走る必要ないでしょと仲間と歩くことの正当性を唱えながら進んだ(笑)

ウォーキングでゆっくり進む。えっ楽すぎない???

ということで仲間と会話をしながら砂漠を歩いて進んでいく。

日差しは猛烈に強いが、気温はそれほど高いと感じず、風も吹いているので正直とても心地の良い環境である。 

▲始めは砂地を。走りづらいという歩きづらい

▲その後は硬い地面で移動しやすく

▲Stage1を一緒にあるき続けます

▲こんな大地をひたすら前方へ向かっていく

▲これらがコースのマーク。

▲ピンクマークを目印に走る

▲この小山を超えてしばらく行く

▲最初のチェックポイントが見えてくる

初めてのチェックポイントCP1

チェックポイントでは1.5リットルの水を1本もくは2本渡される。

自分のボトルへもらった水を入れて残ったものは飲むか・身体にかけるか・捨てるかする。

日本酒はというとガンガン発酵中。油断するとすぐに容器が炭酸ガスでパンパンになる。危険(汗)

引き続き、このような壮大な大地を進んでいく。

▲前も後ろも大地大地。

▲記念撮影

▲記念撮影もういっちょ

▲集落がコース上に

実際に住んでいる方もいて子供などは物乞いをしてきた。確かにここでは手に入らないものをランナーは多く持っているのでなにか置いてってくれーってなるよね。

▲子どもたち

▲そしてひたすら地平線に向かって進む

▲CP2に到着

初デューンズ(Dunes)でサハラ砂漠の走りづらさを体験

初日はこんな大地がずっと続いた。硬い地面なのでとても走りやすいコンディション。

▲蜃気楼

前方の山が浮いているように見えた。とても不思議な光景であった。

後半はデューンズ(Dunes)が現れた。サラサラな砂地なのでとても走りにくい。

▲絵的にはとてもいいのだが、進むのが大変

デューンズの歩きづらさにプラスして日差し強くなり、風が全くなくなったために体感温度がめちゃくちゃ上がってきた。時間かけるのも問題だなと思いつつ、歩き続ける。

▲とにかく歩きづらい平地が続く

▲遥か遠くに今日のゴールが見えてきた

▲ゴールが近づく

▲ようやくゴール

6時間20分位かけてひたすら歩いてゴールとなったぁ

汗はかくぞ!!聞いてた話と違うぞ!!

ゴールして改めて後半の暑さでかなり汗をかいていた。

サハラ砂漠の先輩方からは汗は一切身体に残らないから着替えは必要ないよと聞いていたのだがしっかり汗が体に残っている。(苦笑)

で来ているモノを全て水洗いすることにした。

テントの屋根に安全ピンで止めて干しておけば一時間もせずに乾いてしまう。

日本酒は数分おきにガス抜き

日本酒の発酵はレース中半端がなかった。

1リットルのハイドレーションに入れてフロントバッグのスペースに横向きに入れ、キャップ部をすぐに触れられるような位置にした。

10分もすると容器がパンパンになるので気づいたらキャップを回し、「プシュー」とガスを抜く。

これを繰り返して無事にゴール。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

夜はゆるりとキングダムを読みながら過ごす

夜はトレイルバターを頬ばり、寝袋に入り持ってきたkindleでキングダムを読む。みんなは空が暗くなったら19時以降はすぐに眠りにつく。

1日目はひたすら歩いてゴールしたので足腰の疲労は一切残らずに明日へ向かうこととなる。

1日目の最大の心配事はとにかく発酵し続ける日本酒さんだ。

寝る時はテントの柱にロープでくくりつけてキャップを緩めてガスが抜けるようにして寝た。