101年倶楽部主催の「投資脳を育てる」勉強会に参加。物事の考え方について人間の盲点と成りやすい点があることを知る。
101年倶楽部主催の「投資脳を育てる」勉強会に参加。物事の考え方について人間の盲点と成りやすい点があることを知る。
101年倶楽部主催の「投資脳を育てる」という勉強会に参加してきた。101年倶楽部とはソレオ人である石澤さんが運営する共に学びを深めていく組織である。僕は全てに参加できていないが参加されている方々が色々な角度で学んでいることを提供し共有する場となり活気づいている。
さて、今回の勉強会は主催であり、株式投資家である石澤さんが講師の株式投資の脳を作るための講座であった。トレードのテクニックではなく、人間の脳が投資をする際にどのような作用するか?いかに感情で動く可能性が高いかなどの話しが中心の内容。とても気づきが多かったので早速紹介しよう。
株式市場はプロと初心者のみ
株式市場はプロと初心者のみ。この言葉はまず印象に残った。聞いてしまえば当たり前の事かもしれないが、プロは市場に入ってから長い間、最終的に買っているから市場に残る。それに対し、初心者はよくわからないまま、株を購入し、暴落しても損切りできず、大損してしまった段階で手仕舞う。そして、二度と株式市場には戻ってこない。
単純な話ではないが、勝ちに行くのではなく、負けない投資を着実に行い、市場の相場に慣れ続ける。 そうすることで初心者ではなくなり、初心者との勝負で勝ち残っていく。
株式市場にはこのゲーム性があることをしっかりと理解した上で臨むべき。
ここでも”継続力”が武器になることを知ってしまった。
偉大な投資家フィッシャーの会社の見極め方は会社を作り上げていく際に意識すべき点
偉大な投資家の1人”フィッシャー”の話しがあった。フィッシャーがやってきたことは投資すべき会社の見極め方にルールを持ち、徹底的に調べ上げて、誰も正しい判断をしていない時に1年かけて計画的に買う。以上。
これをネットがつながっていない時代にとことん行っていたことが一つの勝利の方程式なのだろう。今はネットで誰でもそこそこ調べられる環境なのでやろうと思えばできるが、やれる人も多い。すなわち、行けると判断した段階で同じく正しい判断をしている投資家がいる可能性も高いということだろう。
このフィッシャーのルールは会社を経営していくという観点で経営者が意識すべき点であるなと認識をした。このフィッシャーのルールを頭の中でしっかりと理解したい。
物事を判断する際に影響を及ぼす人間的心理について
今回の勉強会の中で一番重きを置かれた内容ではないだろうか。
たとえば、人間は”確率”を理解できていない。という話。
「A、B、Cの扉があり、一つに賞金が、残りの2つははずれ。というゲームで解答者がAと答えた。すると出題者が「B、CのうちCは外れです。AとBどちらをえらびますか?」」
とここで話しがおわり、
Aのままの人もしくBに変える人という質問であった。あなたならどうする?
どちらでも確率は50/50と思っている人はもう少しお付き合い下さい。
この話は過去に聞いたことがあったが思い出せなかった。
上記のゲームの扉を100個にすると話しが理解しやすくなると思う。
「1〜100までの扉があり、一つの扉に賞金が入っている。残りはすべてハズレ。
解答者が1を選んだあとに出題者が3〜100の扉を全て開けて「これらの扉は全てハズレ。残りはあなたが選んだ1ともう一つの2が残る。どちらを選びますか?」
という質問です。これならどちらを選びますか?
どうでしょうか??
1は1/100の確率に対し、2は?
1と2を単純に比べたら共に1/100の確率。
ただ、今回の2は1以外すなわち2から100という位置づけでその内の98個がハズレと判明した後の2である。
この2が賞金である確率はいくつになるか?と言うことです。
1/100ではなく、99/100の当たる確率を持っていると言える。
どうだろうか?これでもAのままにするなら市場で負けていくことになるだろう。そんなはなしであった。
他にも論理的推論や経験則に基づく判断、保有した瞬間に価値観が上がるなど当たり前のように行ってしまっている人間の危険な勝手な判断が数多く存在することを理解した。
この心理的な人間の判断について今回で理解には到底至っていないので、まずはこのような心理が働くんだよという理解を持ち、何かの判断をする場合にどのような心理が働いているんだろうと客観視できるようになると判断力が増すことは間違いないと認識した。
経験値、学んだこと、考えていることなどを繋げる
ここはあまり話はなかったが、今自分に足りていないものだと思ったので書きとめておく。
今まで自分で行って経験してきた事が他の経験値や学んでいること学んできたこととどう関連付けられるか? この視点を持つことで単品で積み上げてきたものが他の経験値のプラスに働いたり、今学んでいる事の意味あいも広がるしと正直しっかりと意識すればいいとこだらけであろう。
点を線にそして面にしていく。自分の武器も見えやすくなるだろう。
早速取り入れていくことにする。
まとめ
正直、今回の話を聞いて株式市場は安易に入るもんじゃないし、やるの大変だなというのが感想だ。株式という観点ではそうであるがその他の点に応用できる内容ばかりであったので楽しい時間となった。
ソレオ人の話は正直面白かった。今の僕の課題の大きな一つとして掲げている考える習慣をしっかり持つをすでに実行されている。
一つ一つの事柄に疑問を持ち、しっかりと自分なりに考えるという習慣が出来上がっているのだなあ感じることが出来た。
僕の周りにここまで考え尽くしている人はなかなかいないだろう。
これからの101年倶楽部の発展も楽しみだ。
ソレオ人って何?