大極を捉える【思考ノート】

日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。

さて、今日は「大極を捉える」についてです。

昨日は、九星気学の先生に久々に今進めている日本酒の事業について、個人セッションをお願いしました。自分が進めて行こうとしていることを一通り説明して、色々な話をいただきました。

何でしょう。大きな物事の捉え方を教えていただいたので、自分なりにまとめて伝えてみたいと思います。誰にでも当てはまることだと思います。

この内容はポッドキャストで音声配信しています。

易はその時を切り取る。

今回、セッションをお願いするきっかけとなったのが、日本酒でとある事業を進めようとしていて、結構大掛かりになることと、若干、相手にペースを握られながら、話が進んでいるという点で、このまま進めていいものか?という思いがあり、「易」をたてることにした。

「易」は50本の筮竹を使い、今、やろうとしていることを頭の中でイメージしながら、進めるよと思いながら、筮竹の束を2つに分けて、易を卦を出していく。

今回の卦は「水天需」という卦であった。非常に良い卦ではあるのだが、内容としては「待て」という内容である。今進めようとしていることをこのまま進めようとすると、苦労するだけで終わる。待てば、吉という内容であった。進めようと思っていたものを混てという内容になってしまったので、なんともなんともいった卦が出てしまった。

易とは、その人のその瞬間、時を切り取って占だんするもの。今を表してくれるので、その卦の内容にしたがって心構えをつくり、行動を決断していく。判断が難しいものからまさにというものまであるが、的確な時は心にめちゃくちゃ刺さります。

今回は待てば、吉なので、無理に進めなければ、より良い指南が来るみたいなイメージを持つことが出来たものの。今回の事業は進める気マンマンであったのでどうしたものかなと思い、個人セッションをお願いしたという流れです。

待ての意味。先生の視点

今回は日本酒のとある事業を始める事について易をたてた。その結果の捉え方について、九星気学の先生に尋ねた。

この事業の目的としては、

  • カンパイSAKELOVERSのコミュニティおよびメディアの知名度を上げること
  • 酒蔵オーナーになるためのネットワークを作る
  • サポートしている酒蔵のお酒を販売、知名度上げる
  • 日本酒業界で一つの仕掛けとして影響を与える

と考えてその事業を進めようと考えていた。

この話を先生と話をしていて、今回の待つの意味を語ってもらったのですが、

  • 今のままで進むと苦労するだけ
  • 自分で決めるのではなく、他人の指示に従う形で進めるとうまく行かない
  • もっと大きなゴール設定をしている中で、そのために行なっているという位置づけなら、この事業自体もうまくいく。

このような指摘をいただいた。まあ、なんとなく、自分でも目的がまだまだぼやけているなと思っている中、いただいた話だったのでとりあえず乗っかってみるかという勢いで進めようとしていた部分もあるので、その点を指摘されたと感じ取ることが出来た。

日本酒産業はそのままだと続かない

日本酒とは本来、お神酒から始まっている。神さまに捧げるためのモノ。それがお酒。日本酒であった。それがもとで日本酒の製造業が始まっている。

お米の豊作は神さまからいただいている。だから、その御礼のためにお米を原料したお酒を作って、神さまに捧げた。とても簡単に言うとそれがお神酒であり、日本酒の始まりである。

しかし、今この点を理解して、経営している酒蔵はすでに存在していない。この大事な点が継承できていないことが大きな問題で、今後も日本酒業界は衰退する。

神社も日本国内でどんどんなくなっていっている。神社とは寄付でなりなっている。その地元の方々のお賽銭というよりも、大地主や経営者などから寄付できれいに保ったり、建物や鳥居を新しくしたりしている。

神社は神さまを祀り、神さまに感謝する場、そして地域の人を助ける場として存在して、地域の人を守り、守られるという存在。

しかし、今神社はどんどん減っている。誰も使用しない、誰からの寄付もないという神社は古いままで、きれいにも出来ずになくなっていっている。

酒蔵も本来は神に捧げるお酒を造るところだった。しかし、現在はお金を回すための製造業という位置づけに完全になってしまっている。

本来は神社同様の位置づけで地域の人から守られていた存在だった。寄付などで成り立っていた。しかし、今は完全なる製造業と化してしまい、今後もこのままだと酒蔵は減っていくだろう。

というお話しをいただいた。

「だから、この本来の酒蔵の役割りというモノを説いていくというのは石坂さんの役割りではないですかね?これは大極に立つということです。」

「大極とは、全ての始まり、陰陽に分かれる前の段階。本来の酒倉の役割り(お神酒を造って捧げる)をしっかりと多くの人に伝える。その役割りが大極。その大極に立ちながら、酒造りを行なっていくという流れを作っていくと賛同してくれる人を仲間に巻き込んで行けるのではないか」

などのお話しをいただいた。正直、この話を受けている時はピンと来ていなかった。神さまのお話し、イザナギとイザナミの話から始まって、よくわからなかったんですが、今日振り返ってみて、このように理解しました。

まとめ

大極を捉えるというのはこれから時代とても大切なことなんではないかと思ったんですね。
起源ですよね。おおもとを理解するということが、この先大切で、経済優先で考えてしまう発想を本来求めているモノに意識を向けてみる。難しい話ですね。僕もまだ言語化出来ていないです。この点はうまく言語化していってまた伝えてみたいと思います。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。