「小さな習慣」 スティーヴン・ガイズ著 【書評】
「小さな習慣」 スティーヴン・ガイズ著 【書評】
僕は昨年、一昨年とコツコツとやり続けているひとが強い。
やり続けている人が勝つ。という事をまざまざと味わってきた。
続ける力は今すぐ手に入るモノではなく、やり続けた後に得られるものなので
今すぐに心決めて始めるべきである。
早く始めれば始めるほど継続期間は長くなるからだ。
僕はしっかりと自分の考えを伝えられる力を持つべきだと気づき、
昨年からこのブログを中心にアウトプットの習慣を身に着けようと進めてきている。
アウトプットの習慣を進めていく上での
この「小さな習慣」はとても役立つ本であったので紹介したい。
「小さな習慣」とはばかばかしいほど小さなステップにすること。
(引用)小さな習慣とは、あなたが新たな習慣にしたいと思っている行動を、もっともっと小さい形にしたものです。毎日100回の腕立て伏せが目標なら、毎日1回の腕立て伏せをする。毎日3,000ワードの文章を書くことが目標なら、毎日50ワードを書く。
小さな習慣は、”ばかばかしいほど小さな”ステップから成り立ちます。
はじめに読んだ時はまあ理解は出来るよ。
目標設定低くして、とにかく続けることが大事なんだよ。ってことだよね。
ただ、実際にこのような設定が自分の中で出来ただろうかと
考えたら出来ないことが容易に想像できる。
毎日、走ろうと決めたら僕の場合、最低でも7kmは走らないとなぁ。
5kmではエンジン掛かる前に終わってしまう。とか
ブログならば、書くからには読まれるのでそれなりのネタと内容にせねば、
その上で毎日根性で続ける。
などの行動に確実になっていたはず。
しかし、小さな習慣はとにかくばかばかしいほど設定を低くしてそれを毎日こなす。と記している。
これは当たり前のようで新しい発見であった。
「小さな習慣」とは決めた行動を毎日続ける内に習慣化すること。
小さな習慣とは、毎日これだけやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動です。ばかばかしいほど小さなステップの積み重ねなので失敗する心配などまったくなく、毎日続けるうちに習慣として定着します。小さな小さなステップと習慣、このふたつは結ばれるうんめにあるのです。
習慣は繰り返すことによって身につく。
デューク大学の研究によれば、私たちの行動の約45パーセントは習慣で成り立っているそうです。実際には、45パーセントという数字以上に重要ともいえるでしょう。なぜなら、習慣とはしばしば(多くの場合は毎日)繰り返させる行動のことをいい、その積み重ねが将来の大きな成功または失敗に繋がるからです。
まさにここにこの本のすべてが書かれている。習慣化のための習慣。
小さなすぐにでも出来る事を
毎日積み重ねていくことで、その動作自体の抵抗をなくし、
考えずとも行動できる習慣まで持っていく。
習慣化出来るまでの肯定を意図的に作り上げている。
僕は走ることは続けられるのですが、
ブログを書くことは過去に何回も挫折している。
数日間続けるも、息切れしてストップし、
書かない期間が出来、再びモチベーションを高めて再開する。
この繰り返しであった。
今回、この本を読み、まずは「書く」という行為を
習慣化することにトライアルしてみた。
ブログと日誌である。
ブログに関しては
「一行もしくは写真のみでも良いからとにかく投稿ボタンを押す。」
日誌に関しては
「日誌ノートを開き、起床時間を書く。」
この2つを掲げてスタート。
今日で
ブログは76日目。
日誌は94日目。結果的に毎日1ページしっかり書けている。
書き続けることで脳と手先が繋がる神経経路が出来てきた。
脳の中の通信チャンネルとなるのが神経経路です。この経路こそ、習慣を目に見える形にしたものといえます。
特定の習慣をつかさどる神経経路が何かの合図や外からの刺激で活性化すると、その神経経路に沿って電気信号が走ります。それが習慣化された行動へとあなたを駆り立てます。たとえば、朝起きてすぐにシャワーを浴びるのが習慣になっているのなら、その行動にはすでに決まった神経経路が割り当てられています。そのため、目を覚ますと自動的に”シャワーの神経”が作動し、あなたはゾンビのように浴室まで歩いていきます。
何度も同じ行動を繰り返すことで専用の神経経路をつくり、それを強化していけばいいのです。
これは読んだ時はあまり理解できなかったのだが、
ブログを76日書き続けてきて、感じていることがまさにここに書いてあることだと
今この文章を書きながら実感している。
ほんとこの数日前くらいから、ブログを書きたくてしょうがない
感覚が自分の中に出てきている。
76日前には想像もつかなかったことだ。
ページビューや来訪者数はたまにチェックするが
書いた数に比例して数が増えている程度で
読まれているから嬉しいとか気持ちなれる数字ではまったくない(笑)
しかし、書きたくてしょうがないのだ。
これはここに書いてある文章を書くという
専用の神経経路が出来上がってきたのかも知れないと感じざるを得ない。
僕が尊敬する1人のプロフェッショナルブロガーの立花岳志さんもよく言っているが
「書き続けていると脳と指先が繋がる感覚がわかる。」
この意味がよくわからなかったが、そんな感覚ってこういうことなのかなぁという
感じ始めることが出来た。
ただ、立花さんが言っている感覚はもっとスゴイものなんだと思う。
習慣になるまでに平均66日。66日過ぎてどうだったか?
行動が習慣になるまでにかかる日数は平均66日ーーこれはあくまでも平均値で、実際には18日から254日と大きな幅がありました。何かの行動が自動化されるまでの時間には大きな個人差があり、場合によっては非常に長い時間がかかります。
そして、習慣はすぐには身につかないと同時に、すぐに消えてしまうものでもありません。
僕はブログと日誌の継続目標をひとまず66日と定めて淡々とこなしていった。途中辛い時もあったが無理やり、こなしていった。
66日が過ぎてどうであったかというと
日誌について起床時間を書くことはもはや当たり前の作業になっている。日誌を書くこと自体もほぼ抵抗がなくなっている。
ブログに関しては66日時点では、書くこと自体の抵抗はだいぶなくなってはきていたものの
まだ抵抗は残っている状態であった。
ただ、76日越した今、抵抗は殆どなくなっている。
この10日間あまりで神経回路が形になってきたのかも知れない。
脳は「今」を最も大事にし、「今」とズレると抵抗を示す。
私たちの脳が習慣的な行動を好むのは、それがすでにしっている道で、褒美として何を得られるかがわかっているからです。それに対して、新しい行動は何が現れるかわからない危険だらけの道のようなもので、まだ神経経路も出来ていません。つまり、新しい行動には安全な通り道がまだ整っていないため、いつもしている行動を選びたい気持ちを何とか振り切って進まなければなりません。新しく出来た”赤ちゃん神経経路”は、同じ行動を繰り返すうちに成長を始め、やがて以前からの行動と競争するようになります。
脳の仕組みを表してくれているわかりやすい内容である。
新しいことは抵抗があって当たり前。
脳は
「今」をもっとも大事にする。
「今」が一番良い。
「今」とずれることをやると抵抗を示す。
これで小さな習慣の意味がより理解できた。
小さなばかばかしいステップは「今」とのズレが小さいので
脳がズレと気づかない内に習慣化してしまいやすい。
ということだと理解した。
まとめ
この本は何かを習慣化したい人にはぜひ読んでほしい本である。
ブログ、日誌に関しての習慣化は引き続き継続していき、
一年経った時にどうなっているか?経過もしっかりと噛み締めながら進んでいきたい。
新たな習慣化したいことも取り入れていきたい。
親指シフトなる入力方法なども習得したいことなので
これらの習慣化を計っていくことを計画していこう。
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