「ザ・マネーゲーム」からの脱出する方法 ロバート・シャンフェルド著【書評】

初めて読んだ時、正直意味がわからなかった。

僕はこの本を手にしたのは今回で二回目である。

一回目は恐らく、サラリーマン辞めて会社起こして、いくつか業務を行ってきたが何か面白くないというかこんなことしたかったのかな?と違和感を感じていた時に手にとったと記憶してます。

その時は読み進めてみて何となく「感謝が重要だな。お金使う時に感謝しよう」位にしか受け止めきれず、この本の真髄には到底及んでいなかった。

というか意味がわからなかったというのが正しいと思う。

今回改めて手にして読んでみたがとてもグイグイ自分の中に入ってきた。1回目の記憶とは明らかに違う本だ。(実際は同じだが、、、)

この本から感じたこと。今の自分にフィットしたこと、これから実践することなどをまとめつつ紹介したいと思う。

この本は一生持ち続け、息子にもぜひ読ませたいと思った。

今生きている世界は全て自分が作り出したもの

この著者は日々起こっている事は「人間ゲーム」の中で起こっている言っている。

「人間ゲーム」に登場する全ての事象(登場人物、物、お金、イベント、、、)「本来の自分」の意識が作り出したものだと言っている。

全て自分にとって必要なものが「人間ゲーム」の中の事実として現れている。

だから、起こっていること全てに感謝できるんだよと説く。

どうでしょうか???

ピンときますか???

僕は毎日ランニングをしています。

その際にオーディオブックをずっと聞いています。

その中で圧倒的に聞いているのが”さとうみつろう”さん著の

「神さまとのおしゃべり」と「悪魔とのおしゃべり」だ。

これは会話形式でみつろうと神さま、みつろうと悪魔が

人間とは人生とは解きほぐしながら伝えてくれる内容となっている。

これを何度も何度も耳から聞いていたので

実は今回の「人間ゲーム」に出てくる事象は全て自分が作り出しているという点はすんなり受け止められたのである。理屈的には。

まずこの点をどう捉えられるかはこの本を読んだ人とディスカッションを交わしてみたいものだ。

感謝できる喜びに気づけ

つまり、日々起こっていることすなわち、「人間ゲーム」は全て自分が作り上げたもので更にいうと「本来の自分」に必要なものが目の前に出てきているということ。

このように全てを捉えられたら、「本来の自分」にとっては感謝しかない。

「人間ゲーム」内での人との出会い、お金への苦労、嫌な思いなど全て「本来の自分」が必要だから「人間ゲーム」に投影したのだ。

だから、感謝

全ての起こることに感謝出来るか?

「神さまとのおしゃべり」でも「悪魔とのおしゃべり」でもやはり最終的に感謝出来るか?最後に残るのは”感謝”であった。

生きているだけで素晴らしい=”感謝しかない”

ここにしっかりと気づく事が重要であると理解した。

不快感が出てきたときが勝負

まず、上記までの「人間ゲーム」の世界観を理解した上で行うこと。一つはすべての支払いや起こることに”感謝する”。

その上で次に行うべきことそれが

日々出てくる不快感にどっぷり浸かることである。

例としては「銀行の口座残高がみるみると減っていき、不安に陥った時」など。

このような不安や恐怖が湧いてきた時にこの不快感ととことん向き合う事が今回の教えの中で最大のチャレンジとなる。

更にいうとその不快感をさらにどん底まで掘り下げていく感じだ。

この口座の残高がなくなる→今の家に住めなくなる→妻に頼らなければならない。→愛想つかされる。→家族と離れ離れになる→路頭に迷う→野垂れ死ぬ

と不快感(恐怖、不安)をとことん掘り下げていくピークまで行き、

「事実じゃないよ」「これは私の意識の創造物ですよ」と教えてあげる。

なんというM な行為なんでしょうか????

これを繰り返し行うことで、この作り上げられた世界として認識することが出来、本来持っている力「本来の自分」に気づくことが出来るということである。

今、僕は現金が枯渇になってきていて、この不快感という観点で僕にぴったりなシチュエーション。さあ、どうなることやら。

これから実践していくこと

すべての事象に感謝

まずは全ての支払いや起こっていることにとにかく感謝していく。一に感謝。二に感謝。とにかく感謝。起こることは全て意味のあることと捉え、感謝する。

「プロセス」というプロセスを積極的に取り込んでいく。

日々出てくる不快感(恐怖、不安)としっかりと向き合い、とことん落とし込む。これをとにかく続ける。 

不快感が出てきたらしめしめと思えるようになれば進歩してると捉えられるかな。

これはTLI講座の内容にもあったビリーフリセットに似ていることなのかな。自分がフタをしてきてしまった過去に向き合い、それに一つ一つ許しを与えていくこと。自我を取り除くということに近いのか?

感想

今回は読み進めていくのが楽しみで楽しみでしょうがなかった。

それは何となくこの述べられている世界観が受け入れられているからだと思う。

実際、自分が見ている世界は自分が作り上げているもので、自分の周りに出てくく人たちも全て自分が作り上げた人たちという考えも結構腑に落ちている。

他の人の目に映っている世界は全く別物。それぞれの世界観に生きている。

まあ、理屈ではなんとなく理解できつつあるので、あとは実践してみて何が起こってくるのか?それを楽しみにするしかない。

この本のことを実践していくと細かいことを考えることがバカバカしくなるのではとも思っている。
恐れずに自分の赴くままに気持ち良い方向にどんどんお金を使っていく。ということなのかな。

この本を読んだ仲間とのディスカッションが楽しみで仕方がない。