ネット環境につながらない世界に行くことの価値【思考ノート】

日本酒熟成酒普及人・九星気学鑑定士・カンパイSAKELOVERSの運営の石坂晏敬(やすのり)です。

今日は「 ネット環境につながらない世界に行くことの価値」についてです。

さて、今朝は昨日に引き続き、サハラ砂漠マラソン関連で行きます。「ネット環境につながらない世界に行くことの価値」について考えてみたいと思います。昨日の配信でサハラ砂漠マラソンの事を話していて、あの砂漠での生活がホントに良かったなぁということを思い出したのでこのテーマにしました。

この内容はポッドキャストで音声配信しています。

サハラ砂漠マラソンでの生活は?

サハラ砂漠マラソンは昨年の4月に参加しました。7日間6ステージあり、トータルで約250kmの道のりを食料、寝袋、生活キットなどを全て持って移動する。

夜はタープテント。屋根と絨毯しかないので外でずっと生活を続ける感じですね。

朝7時〜8時にスタートして、30km〜80km砂の中を走っていって、午後にゴールして洗濯したり、ご飯食べたりして、過ごして、暗くなったら寝るという生活です。

自然の流れのままに生活する。暗くなったら寝る。明るくなったら自然に起きる。
こうして、少しずつ疲れが蓄積していき、人によっては足にダメージが出来たりして、ゴールを目指します。

スマホは持っていましたが、圏外であったので記録を残すこととカメラとしてしか使っていませんでした。

僕はゴールしてから翌朝のスタートまでの大半はテント内でくつろいでいましたが、ほとんどの時間はキンドルに入れたキングダムを読み続けていました。このサハラ砂漠マラソンに合わせて全巻をキンドルで購入して、持ち込みました。(その分荷物重くなってしまった。)
いやーキングダムが面白すぎて、サハラ砂漠の記憶がキングダムに奪われそうな状態でした。汗

生活サイクルとしてはこんな感じですね。これでは過酷さは伝わらないですが、生活としてそんなにハードすぎるとは感じませんでした。

ネットをチェックしなければという脅迫概念

この生活の中での最大の気づきは、ネットにつながらなくて良いという気持ちよさです。
この環境に身をおいてわかったこと。それは、普段の生活でいかにスマホでネットにつながろうとしているか?そういう意識が無意識に働いているか?ということに気づかされます。

普段の生活の中でも、スマホを機内モードにして、見ないようにすれば、できるじゃん。という意見も飛んできそうですけど、でもやはり違うんですね。その環境って、相手の顔が出てきた時に「なんでアイツはつながらないんだよ。都内にいるんだろ??」とか思われていないかなと考えてしまう。例えば。

ある意味、ネットからの無言のプレッシャーって絶対にあるよなぁと思ったんですね。

それはつながる環境にいるのに、つながらないようにしているという状況を作り出しているんですよね。サハラ砂漠上の完全にネットにつながらない環境は、こちらの意思に関係なくつながらないので余計な事を考えようがないんですよね。

ここが大きな違いなんですよね。周りの人がどうだとか、いいねしなきゃとか、返信返さなきゃとか、どうでもいいことだなと思えてしまったんですね。

めちゃくちゃ気持ちのいい時間だったんです。
1年以上経って、その気持ちはすっかりなくなってしまいましたが、取り戻したいなと今日改めて思いました。

応援メッセージがとても響いた

サハラ砂漠マラソンのサービスで、メッセージを選手ごとに受け取って、プリントアウトして毎日、渡してくれるというモノがありました。

紙で渡されるのでお手紙みたいで、毎日のメッセージが楽しみで仕方がなかった。スマホがつながっていたらリアルタイムでポンポンとメッセージが届いていたんだろうけど、数日後に紙で届くというこのサービスにはたまらなくしびれた。
情報が遮断されている環境下で、外の世界からメッセージが届く喜び。本当に毎日の手紙が楽しみでした。

これは遮断されていたから、ひときわメッセージに重みを感じることが出来たんだと思っています。

定期的にネット環境からシャットアウトしたい

こんな感じで、やってみなければ、絶対にわからない世界観を堪能してきたわけですが、1年経ってあの遮断された環境は、定期的に得たい環境だなと思いました。

世の中にこのような環境を求めている人は多くいるんではないでしょうか?

僕が山の中や湖畔に宿を持っていたら、間違いなく、ネット環境完全シャットアウトホテルを開業します。

そんなコンセプトの宿が無いか探してみようっと。

まとめ

ということで今日はネット環境につながらない世界について考えてみました。

興味を持たれた方はぜひ、サハラ砂漠マラソンに参加してネット環境を遮断してみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。