沖縄100kmウルトラマソンを振り返る②

【続き】沖縄100kmウルトラマラソンを振り返る

沖縄100kmウルトラマラソンを振り返る①はこちら

まずは2/4を捉える。

もっとも〜っと先で捉えたかったのに

早くも二人を捉えてしまった。

と言っても私のペースが特段上がったわけではない。

まだ暗い時間に追いついたのだが

話しを聞くと、最初のペースではまずいと思い、

7分/km強までペースを落としたと言っていた。

▼夜が明けないうちはこんな感じ

▼明るくなってきて足取りが軽くなった感じ。

▼海沿いの道はこんなきれいな海

▼そして素敵な岩岩。

50kmの中継地点までは話しながら並走。

早くも仲間と合流をしてしまったので7分/km強ペースで

ゆっくりと話しをしながら進んでいった。

暗いうちは先が見えないために黙々と目の前を見ながら進めばよいが、

明るくなってくると先が見える。

あんな先まで行くのかぁと考えてしまうとなかなか心が折れる。

ただ、今回の沖縄ウルトラマラソンのコースは

先を見通せるコースはそんなにない。

最初に捉えた仲間とはさっさと先へ行ってしまった

二人をいつ捉えるかを楽しみに、ペースを上げずにただただ、

ひたすら落ちてくるのを捉える。

そんな楽しみを持ちながら走っていた。

うさぎとかめの”かめ”に徹することが今回のチャレンジ

実際に今回の沖縄ウルトラマラソンのチャレンジは

うさぎとかめのかめにいかに徹することが出来るか?

かめがいかにロングディスタンスに強いかを確認するレースである。

40km近辺で3人目の仲間を捉えた。

明らかにペースダウンして足取りが重かった。

その後もペースを崩さず、50kmの糸満市役所のエイドまで

淡々と進んでいった。

この時点で身体、精神的な疲労感は殆ど無い。

しかし、脚への負荷はだいぶ貯まってきていた。

特に足首、足裏、大腿四頭筋はすでに疲労が蓄積していた。

ウルトラマラソンの中間エイドは落とし穴。あまり休まないことを薦める。

過去のウルトラマラソンを振り返ると

この中間エイドでペースを落としたという記憶がある。

中間エイドはスタート地点で預けた荷物を受け取れるエイドで

かつ、食料や飲み物も充実している。

今回ももずくスープなどやおにぎりなどの食べ物が充実していた。

預けた荷物を出して、エイドの食事を食べて、一息つく、、、、

そして、あと半分行くかぁ〜

という流れになる。

この一息つく、、、、が問題で

一息つく事で身体が冷えて、

今まで動かしてきて足腰の疲労や痛みが一気に噴出する。

この疲労や痛みが表に出てくると

ヒドイ時はエイド前のペースで走れなくなる。

という経験があったために、

今回は預けた荷物を受け取ったら、

即座に現在持ち運んで不要と思えた食材を受け取った荷物に入れて

預け直す。この間1-2分。

そして、座らずにエイド食を食べてスタート。

この段階で仲間の最後の1人を捉えてしまった。

ここで合流して後半をともにすることになる。

前半50kmを6時間4分。後半50kmに残さた時間は約8時間

前半は6時間4分だったので後半の50kmに与えられた時間は約8時間。

これは冷静に考えると10分/km弱でいけば、完走できる時間。

すなわち、早歩きでもゴールできるということである。

とはいえ、前半のペースをそのまま継続して進む。

最後の仲間を吸収して私を含めて3人でゴールまで進むこととなる。

ペースは速い時6分/km。遅い時は9分/km(上り坂など)

ほぼ、イーブンペースで走り続けることが出来た。

ラスト10kmでは、アドレナリンが出て、気持ちよくなり、

ペースをあげてしまった瞬間があったが、仲間のペースに合わせて

リラックスで冷静に対処した。

ニライ橋、カナイ橋が沖縄ウルトラマラソンのメインディッシュ?!

沖縄ウルトラマラソンは85km付近でニライ橋・カナイ橋を駆け下りるというコースがある。

個々の景色は沖縄の南側の遠浅の海を見ろしながら走ることが出来る

とても眺めの良いコース。

ただ、このニライ・カナイ端を走るがために

だいぶ丘の上へ登らされる。  

▼天気はあまり良くなかったが、こんな景色を手に入れられる。

沖縄ウルトラマラソンのコースはアップダウンだらけ。

私はロードの100kmウルトラマラソンは今回で3回目だが

ここまでフラットの道が少ない大会は初めてである。

前半10kmと後半の10kmをのぞき、

終始細かなアップダウンが続くイメージだ。

なので他のウルトラマラソンよりタイムを出すのが

難しいのではないかと推察する。

最終的に仲間3人で100kmを無事完走。サハラ砂漠につながるゴール

今回はウルトラマラソンが初めての仲間二人とずっと並走して

3人並んでゴールした。

フルマラソンの距離までしか走ったことがない二人。

普通に考えたらへばってペースが落ちると容易に想像できるのに。

最後までペースを落とさずにゴールしてしまった。

ほんとに尊敬します。

という事でサハラ砂漠マラソン前哨戦として

位置づけていたこの沖縄100kmウルトラマラソンに3人完走を果たしたので

一気にサハラ砂漠マラソンが近づいてきた感じですね。

さあ楽しみになった来たぞぉ〜。