【CROS SUP練習日誌180622】 パドルでの進み方の理論について学ぶ。

【CROS SUP練習日誌180622】 パドルでの進み方の理論について学ぶ。

 

ボードはパドルで捉えた水圧とその圧を向ける方向で進む。

SUPボードに限らず、カヌーなどパドルを使うものの進む理論の基本部分を説明いただいた。

 

SUPはパドルで漕ぐ以外は基本進まない。風と潮に押されて進むことはあり得る。

 

パドル面全体で水をキャッチし、その圧を利用してボードを前に進ませる。

 

当たり前だが、ボードは水面と水平方向へ推進力を持って進む。

 

この推進力の方向にパドルの圧をかけないとボードは進まない事は理解できるだろうか!

 

水面との水平方向以外(上下の垂直方向はもちろん斜め方向も)は推進力を弱める結果となる。

 

水平方向に圧をかけている時に推進力となり、それ以外は反推進力となる。

 

まずはこの基本理論を頭に入れることが重要だ。そのうえでどう漕ぐかだ!!

パドルはボードの進む方向と同じ方向への圧以外は全て無駄。

先程も伝えたが、水面の水平方向以外は反推進力となる。パドルの圧を水平方向のみにかけることが理想である。

 

この点は理解は出来たが、ではどうすればそれが実現できるか?

 

その点を次にまとめる。

 

腕で漕ぐのではなく、パドルの刺し、刺した点を起点として身体とボードを運ぶ。

パドルを前方水面に深く刺す。

 

このパドルを後ろへ漕ごうとするのではなく、刺した点に身体を起こしながら膝と腰を近づけていくイメージだ。

 

そうすると刺したバドルを前方に刺したまま、重心の移動でパドルに力を伝え、圧を得ていく形となる。 言葉での説明は難しい。

 

とにかく、後ろまで漕ごうとする行為は力の無駄遣い。身体の軸より後ろ側で漕ぐと斜め上に圧をかけることになり、ボードを斜め下に沈めようとする方向となる。。。。

 

なのでイメージはパドルを刺して、身体とボードを刺したパドルの軸に近づけていくという動きとなる。

 

この結果、パドルを水の中に沈めている範囲は前方から身体の軸までとなる。

パドルを抑える上の手の使い方がとても重要

ボードと身体をスライドさせていくにはパドルに身体を委ねていかねばならない。下の手でしっかりと身体をひきつけていかねばならない。

▲僕は下の手の肘を曲げる癖を持っていたためこのように肘を何度も指摘される。

下の手のパワーを最大化するには上の手にしっかりと軸を置くことが重要。

 

バドルの持ち手に手のひらを手前から奥へしっかり当てる。そして軽く掴む。

 

ここにしっかりとチカラをかけることでそれが身体の支えとなり、下の手のパワーを最大化する。

 

そして、両肘は伸ばしたままバドルを刺し、パドルを抜く。

 

烏帽子岩付近でマサさんに漕ぎ方を見ていただき、その後七里ヶ浜まで約9kmを悪コンディションの中戻った。

▲ 烏帽子岩での練習

▲七里ヶ浜到着