中古戸建を自らの手でリノベした物件。とても気づきが多かった。
中古戸建を自らの手でリノベした物件。とても気づきが多かった。
先日は約2年前にご縁をいただき、
その当時、購入した中古戸建を基盤の見直しから全て自分一人行っているという
衝撃のお話をお聞きして、とても印象に残っていた。
2年8ヶ月、時間を作りながら少しずつ手を加えて完成させた物件を
拝見させていただく機会をいただいた。
外観は一切手を加えず、
建物の内部を完全リノベーション。
原型はほぼとどめていない。
床と天井は全て引っぺがし、柱と梁は補強し活かし、
その他は階段含め、全て自作。
こんなことをやること自体スゴイ。それはもう置いておいて
自分が今後、古い建物を購入した際にぜひ取れ入れたい要素があったので
まとめておきたい。
天井を剥がし、梁を見せながら天井を高くする。
1階、2階共に天井を剥がし、天井を数十センチ高くし、部屋の広さを作り出していた。
さらに梁の形や、梁の工務店名などが味となり、部屋の雰囲気を作り上げていた。
▲天井高いのでシーリングファンも息苦しくない。
これが出来るならば、狭い戸建て物件を購入しても
可能性が広がるなという思いになった。
階段は昇り降りする板だけにする。
▲このように足を乗っける部分のみの階段。
本来、階段部分は補強も兼ねて、階段下の空間も全て階段として消えてしまう。
しかし、このような作りにするだけで、
▲空間の中に足を載せる場所だけある(板だけ宙に浮いている感じ)
形になり、一室の空間の広さがしっかり保たれる。
部屋は仕切らずに折りたたみ式の木のカーテンが良い。
▲折りたたみ式の木のカーテン
部屋は完全に区切ってしまうと
当然、ひと部屋ひと部屋が狭くなってしまう。
このような折りたたみ式の壁を設けられると
友人などが来て区切りが必要な時などに区切り、部屋を2つにでき、
そうでない時は広く使うという使い方が出来るので
とても有効だと感じた。
キッチンはIKEAで用意。とても素敵。
▲キッチンが美しい。これはIKEAで揃えられると聞いてびっくり。
純粋にシンプルで美しいなぁと思っていたら
オーナーが
「あっっ、これ全部IKEAで揃うよ。天板はホームセンターでも揃うけどね。」
と価格も含めて教えてくれた。
数万円で用意できるようです。
IKEAの水道とシンクはこちらで確認できる。
これもぜひ用意したい一品であった。
まとめ
今回は本当にお邪魔させてよかった。
自作でここまで出来るという世界観を知ることが出来たこと。
正直、業者にお金出して思い描いているものを短時間で作ってもらい、
その後、貸し出してしまう方が、投資回収という観点では高い。
オーナーさんは見学に来られていた方から「なんでこんなに時間かけてやるんですか?」
の質問に対して
「不動産投資も最初は大きな踏み出しだったでしょ?それと今回の経験も同じ。やることでわかることがある。だから、思いついたらやればいい。」(完全にオーナーさんの言葉を覚えてはいないがこのような事を仰っていらした。)
業者に頼むと時間は得られるが、この作り上げるという経験値は手に入らない。
僕もこのような経験を全てとは言わないがしたいと思えた。
そもそも、絶対に楽しそうだし。
今後、糸島や七里ガ浜で探している中古物件が出てきた場合、
ここで学ばせてもらったことをぜひ、活かしたいと思い、書き残すことにした。
本当に有難うございました。