「好きなこと」だけして生きていく。心屋仁之助著【書評】
「好きなこと」だけして生きていく。心屋仁之助著【書評】
この本はランニングしている時にオーディオブックFebeで何度も聞くことから始まり、
文字でも何度か読み。その都度、気づきがある。
僕が参加しているBe塾でこの本が課題図書になり、
皆で感想を述べたのだが、この本に書いてあることが全く腑に落ちない。
体内に落ちてこないという方が結構いた。
それ位「えっっ、何言ってるの?」感が強い内容なのでしょう。
僕にとってはここに記載されているマインドを
しっかりと持って前に進めたら人生豊かなに過ごし、
死ぬときにもいい人生であったと思えるのではないかと感じている。
では、気づきをまとめてみたいと思う。
自己肯定から始まる。
自分でさえ価値を認めていない人間のことを、他人が「すごいですね」と認めてくれるでしょうか?
「私が作ったこの器は全然価値が無いんです。でも、あなたはすごいと思って、大事にしてくださいね。」と言っているのようなものです。
このフレーズはランニングの時聴いていて必ず、頭に残るフレーズ。
当たり前の事を言っているのに、
実際に出来ているかというと出来てない部分もまだまだある。
・自分が自分に「スゴイ」と言えないと何も始まらない。
・自分に「スゴイ」と言うことはスゴイからもう成長しなく良いという意味ではない。
・自分を「スゴイ」と思うこと=驕ってるでない。
また、
自分を「スゴイ」と思わず、まだまだ=謙虚でもない。
と理解すれば前に進めるのではないか!!!
自分の強い所をどんどん意識して
さらに強化することに面白みを見つけることが
人生の面白みを増していく秘訣なのではと理解している。
また、
自分には価値があると思ってみる→価値があるから頑張らず自然体でいると、成果があがる。→頑張らなくても報われる。→ますます自分には価値があると思うようになる。
そこそこだと思っていると、そこそこの結果しか来ない。
好きなことをして生きるコツは自分は「実は」すごい人間だと思い切ることです。
これ心構えだけの話だからやらない手はない!!!
「自力」ではなく、「他力」
「自力」ではなく、「他力」。僕がこの本の中で一番、落ちてこない苦手なポイント。
すなわち、ここは僕の中では大きな課題である。
僕は今まで「自力」の人だったので、「僕がやります」と自力で頑張っている間は「他力」が入る余地はありませんでした。でも本当は「自力」より「他力」のほうが何万倍もパワーがあります。自分1人で頑張るより、「他力」を使ったほうが、絶対力がありますよね。
「自分が」というこの「が」をなくしたとたん、「他力」がわっと集まってきます。でも「他力」が信じられないと自分「が」を捨てられないので、「他力」が増えません。そして、「自分」が信じられないから「他力」を頼れないのです。
自分「が」がふえると、「他力」が減る。
自分「が」を減らすと、「他力」が増える。
簡単なバランスゲームですね。迷惑をかけないと言っている人が一番迷惑。
インドには「ごめんなさい」という言葉がないそうです。なぜかというと全て「お互いさま」だからです。日本だったら「人に迷惑をかけないように生きていきなさい。」と教えます。でもインドだとこうなります。
”あなたは生きているだけで人に迷惑をかけています。人に迷惑をかけずに生きようなどというのは、実は傲慢なことなのかもしれないのです。お互いさまなんだから、「ごめんなさい」という言葉よりも「ありがとう」でいいのです。そのかわりあなたも人に迷惑をかけられても、優しくしてあげればいいですよね。
たしかに人に迷惑をかけないように、1人で頑張っている人いると、その人は逆に”迷惑な人”になります。「営業も私がやります。宣伝もやります。販売も私がやります。みなさんに迷惑を書けられませんから」会社にこんな人がいたらとれも迷惑します。
僕の中では「他力」を頼る前に「自力」で進めるのが
当たり前だろという思いが強くある。
だから、人に頼ることは自分ではどうにもならない時だと思っていたが
どうやらその解釈は違うのではという思いとなった。
自力で進めるのが当たり前でなく、そもそも「他力」を信用しておらず、
自分から頼らないので、当然自分も頼られないということになる。
頼られないということは自信につながらないので自分を信用できず、
結局、「他力」を頼ることが出来ない。
この悪循環に気づかず、良いように解釈していたのだという気づきを得た。
僕の中での最大の課題は「他力」を積極的に頼る。
「自分で出来るからやろ!」ではなく、「すいません。やってもらえますか?」と言う。
このくせ、習慣を身につけることを意識して日々行動する。
なので僕から頼られた時はぜひ、助けてください!!!
今好きなことが出来れば、いつでも好きなことが出来る。
今、好きなことが出来る人は、どこに行っても好きなことが出来る。
今やりたいと思う些細な好きなことを先延ばしにしていくくせをつけてしまうと
おーこれはやりたいと思えたとしても色々と言い訳を考えて先送りしてしまう。
これはこの本に出会うまで気づかなかったことである。
日々、勝手に色々なものを我慢する習慣を身につけて行き、
好きなことを素直にやるという習慣を疎かにしていると言うことは
間違いなく言えるだろう。
僕は急に映画が見たくなったりするが、
平日の真昼間に急に思い立っていくなんてダメ人間だというマインドが働く。
このマインド取り払わねばという思いからではないが
昨日、急遽思い立って直前に予約をして
映画キングスマン ゴールデン・サークルを観に行った。
このような些細な好きを行動に移すくせもしっかりとつけていこう。
まとめ
ここにまとめたものは僕にとって、特に意味のあったもの。
ここに書いていないことでも役立つことが
多く書かれているわからいやすい本であると思う。
たまに思い立ったらランニング中に聞くようにしているので
だいぶ腑に落ちてきて入るが、忘れてしまっていることもあるので
今後もランニング中に定期的に聴いていくようにする。
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