糸島で稲刈りとかけ干し(はざかけ)体験
糸島で稲刈りとかけ干し体験
6月に田植えした稲が3ヶ月半で収穫の時期
今年の6月に体験させていただいた田植え作業。
その田んぼに植えた苗が今はもう稲の状態に。。。
私は6月の田植え以降、糸島に来れなかったために
途中経過を見ずに成長しきった稲を見ることとなった。
稲の状態は黄金色。
天気が良ければもっと光り輝く金色なのだろう。
稲刈り機で円を描きながら稲を刈る
稲刈りは稲刈り機で田んぼの周りから刈っていく。
ある程度の束ごとに紐でくくられる。
この状態で2-3日乾かした後に次のかけ干し作業に移る。
だが、今回は天気が不安定であったため
刈った翌日、その日の内にかけ干し作業に入った。
竹で足場と稲をかけるハゼ足をつくる。
稲刈りが終わった後の田んぼにはぜ足を設置して
刈り取った稲をかけていく。
はぜ足は
▼3本足の竹で足場をつくり、
▼そこに太くて長い竹を乗せて完了。
稲は2段に分けて乗せる
組み立てたはぜ足に刈り取った稲をかけていく。
▼まずはじめは稲を7:3に分けてはぜ足にかけて
3の方を隣の稲に押し込んで稲と稲を詰めて行く。
▼そして真上から稲を叩き、稲をはぜ足にしっかりと食い込ませる。
稲の束ひとつひとつをとなりに押し込みながら
作業するため、持続的に力を入れ続ける。(結構、大変だった。)
この7:3ではぜ足につめてかけた稲の上に
今度は5:5で稲を広げて乗せていく。
稲刈りとかけ干し(はざかけ)は天気が重要
稲刈りはかけ干しは天候が重要。
かけ干しとは稲を乾かす作業のために
稲が乾いた状態で干すのが最も良い。
そのために稲刈りをした後に稲をはぜ足にかけずに
放置しておくと田んぼにたまった水に浸され、なかなか乾かずに
はぜ足に水分を多く含んだまま稲をかけることになってしまう。
すると水を含んでいる分、稲を多くはぜ足にかけれなくなる。
そのために雨が降らない日が続く時に一気にやる事となる。
このかけ干し(はざかけ)作業は大人数で一気にやることが望ましいことになる。
まとめ
今年は田植えと稲刈り、始まりと終わりを経験させていただくこととなった。
私は田畑の作業をこの年まで全くしたことがなかった。
田植えより収穫作業のほうが簡単だと勝手にイメージしていたのだが、
全くそんな事がなく、肉体重労働で時間もかかることを身をもって経験した。
毎日当たり前のように食べているお米。
作る事を経験をすることで味が変わる経験を今回することとなった。
お金を払ってお店で買って食べるお米と
お米の収穫作業をした後に食べるお米。
どちらも同じ米だが、
収穫後に食べるお米の味はとても美味しいものとなった。
苦労と味覚はリンクしているのか?
そんな思いを持つ体験となった。
お米収穫時はおそらく、どこでも人手が必要なはず。
この経験をしたい人は数多くいるのではないか?
稲刈りを経験したい人と
人手が必要な農家さんを繋げば両方から喜ばれるかなと
素朴に感じることができた。