”アップサイクル”ってご存知ですか?

リサイクルではなく、アップサイクル

(引用文)

「アップサイクル」とは、サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつである。従来から行なわれてきたリサイクル(再循環)とは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことを、最終的な目的とする。換言すると、リサイクルによる製品のアップグレード、としてよいだろう。アップサイクルの領域では、一般ユーザーにも目に見えるかたちでの「デザイン」(色や形)が重要な役割を果たし、とりわけファッションと生活雑貨の領域では、大きな成功を収める事例が増えてきた。その嚆矢のひとつであるスイスのブランド「フライターグ」は、トラックの幌布、自動車のシートベルト、自転車のチューブなどを用いた、実用的でデザイン性が高いバッグで、世界的に知られている。軍用の布製品や、さまざまな理由でお蔵入りとなった古い素材を、若者向けのカジュアル服飾品として蘇らせた、フィンランドのブランド「グローブホープ」の場合、それぞれの素材の由来、アップサイクルのあり方をタグに記すことで、ユーザーに対する「身近なサスティナブル・デザイン」の意識覚醒も進める。(参照:Artscape dictionary)

私はこの言葉を全く知りませんでした。

今回、こだわりのアイテムを取り揃えた個展をお邪魔した際にこのアップサイクルという言葉を知った。

trip on 4はペットボトルやビーチサンダルの底の材料を使用。

今回、出展されていた trip on 4のフクダナホミさんにお話を伺った。

フクダナホミさんは

ペットボトルをペットボトルへ素材としてりさいくるしたり、パーツしてリユースするだけではなく、

素材を、デザインを哲学してみる。

見方を変えると見えてくる、素材としての新しい可能性。

ペットボトルを再生した材料を使い、

アクセサリーイヤリング、ネックレスやハットピンなどを作り出している。

ポリエステルの材料の透明感と不均一な形が美しい”淡水パール”との組み合わせ

ポリエステルの透明な素材を様々な形にし、

複雑に組み合わせデザインしていく。

とてもきれいで可愛らしい。

trip on 4はビーチサンダルの底材を使用。

まるくてカワイイ、しましまのボールたちの生まれ故郷は、ケニアの海岸。

ビーチに流れ着いた、あるいは捨てられていたもの。

そんなゴミでしかなかったビーチサンダルを回収。

洗って重ねて圧着し、ボール型にくりぬいたもの。

このボールは、それを使ってアクセサリーなどに仕立てて販売する。というイギリスのNPOのプロジェクトによって生まれました。

参加しているのは、地元の女性や若者たち。

ゴミを拾い環境を守る、というだけでなく

回収したビーチサンダルを「素材」として使い、

新しい製品を作り出す。でも、それは「Upcycle」というような、のんきなものではありません。回収した素材を使うのは、新しく素材を仕入れる資金がないから。

プロジェクトに参加するのは、職がないから。

廃棄されたものを素材に、知恵をしぼって新しい価値をつくる。

ユニークなアイデアと、クリエイティブなアクションは、

新しい素材を生む。。

新しい素材は、新しい雇用をつくる。

そんなストーリーを持つパーツを使ってつくったアクセサリーです。

海を愛する人たちにおすすめ。

海岸に流れ着いたものやゴミとして捨てられたビーチサンダル。

それらをきれいに洗い、重ねた圧着してくりぬいたら

こんなにかわいらしいものに生まれ変わる。

カワイイアクセサリーですね。

まとめ

アップサイクルという言葉を私は知りませんでした。

今回、フクダナホミさんの作品を見て

新たな価値の発想を持つことが出来た。

アップサイクルとググってみると

色々な廃材を利用し、新たなデザインとして価値を生み出してる

イスや家具などが出て来る。

使っていないものなどへ

このような新しい価値にはならないかという

目の向け方をしてみるのも楽しそうだ。