サハラ砂漠マラソン経験者二人の貴重な話。参加の心構えと準備についてまとめてみた。

サハラ砂漠マラソン経験者二人の貴重な話。参加の心構えと準備についてまとめてみた。

今回は僕のラン仲間を中心にサハラ砂漠マラソン参加に興味ある人が集まった。もちろん場所は八丁堀のアスリート食堂”一汁三菜”
お店の情報はこちら→一汁三菜イタリア〜の八丁堀。〜アスリートフードマイスターがいるお店〜 圧倒的な高タンパク質料理に完全に魅了された。。。

今回、経験談をお話いただいたお二方は僕がいつも大変お世話になっており、今年の7月に行うCROS SUP 2018のSUP60kmを一緒に漕ぐ仲間でもある。

小針一浩さん

2012年にサハラ砂漠マラソンに仲間6人で参加。みんなで完走し、権利を得た南極マラソンと南極トライアスロンに参戦完走し、さらに2016年にアマゾンジャングルマラソンを完走した変態の極みのランナーである。凄すぎる。

池田順一さん

2016年にサハラ砂漠マラソン。2017年にアタカマ砂漠マラソンに参加し完走している。近々はエベレスト登頂を目標に活動されている。

そして、お二方ともアイアンマントライアスリートである。

さて、今回小針さんからは2012年仲間6人で参加されたサハラ砂漠マラソンと南極マラソンをサン開始を決定してタイミングから練習風景。そして、レース風景をドキュメンタリー動画にまとめられたモノを通して、経験談を話していただいた。

池田さんからはサハラ砂漠マラソンにおけるアイテムと事前準備の重要性を中心にスライドを通して話していただいた。

お二方からのサハラ砂漠マラソンを臨む上でのボイントをまとめてみた。

・リタイアの理由の大半は足の裏の皮がめくれる事による痛みか熱中症

・準備が全て。装備編。

・準備が全て。練習編。

・サハラ砂漠マラソンへの投資効果は半端ない

それではそれぞれを説明していこう!

リタイアの理由の大半は足の裏の皮がめくれる事による痛みか熱中症

まず、驚いたのは完走率が非常に高い8割位の人が完走しているとのこと。僕が過去に出たトレイルレースで完走率3割以下のレースなどにもでたことがあるがソレに比べても完走率はかなり高い。

(砂による足裏のめくれ)

リタイアの殆どは足の裏がめくれて痛みがひどくなる。もしくは熱中症だそうだ。

サハラ砂漠の砂は場所によって異なるがとにかく砂が細かく、靴、靴下内部に侵入しやすい。一度靴下の内部に入ってしまうと後は足の裏にサンドペーパーをかけ続けながら走り続ける状況が生み出されることになる。

そして、気づいたら足の裏の皮膚がめくれてしまっている。痛い。走れないとなる。

対策としては

・シューズとシューズカバーをしっかりと縫い合わせて砂の侵入口を完全にシャットアウトする。

・あとは足裏全体にテーピングを貼ってしまった状態で走る。

(熱中症)

次に熱中症だ。日中の最高気温が50度を越え、夜は10度を下回る。特にレース中は日陰がない中をこの気温の中ひたすら動き続けるので体内の水分とミネラルがどんどん奪われる事になるのだろう。

さらに圧倒的な日差しなので肌を一切露出しない事を薦められた。紫外線が強すぎてそのまま浴びると腫れ上がってしまう。

これらの要素を意識して準備をしていくことが大事であると理解した。

準備が全て。装備編。

先程も伝えたが、砂の侵入を防ぐ足回りの装備、肌を覆い隠す衣類はまずもって重要となる。

そして、サハラ砂漠マラソンの最大の特徴は250kmのレース中の食料と寝袋などは全て荷物として持ち続ける点である。

いかに身体に必要なエネルギー、ミネラルを確保し、夜の身体を休める時の環境を整えるか、そしてその荷物をいかに軽くするか!が大会前の準備で非常に重要なポイントとなってくる。

ザックに12-3kg位の重量となる。

そのため、それらの荷物が入りかつその重量に耐え、軽くて動きやすいザックも重要となってくる。ここ数年はアイテムの開発がかなり進んだようでこれらの要素を備えたアイテムがでてきている様子。

食料は一日2,000kcal以上を携帯するのがルールなのでスタート時は14,000kcal以上をもってスタートする。アルファ米など水やお湯で簡単に戻せるご飯や麺類などをコンパクトにまとめて詰め込んで行く必要がある。

食料については個人個人で合う合わないがあるので時間をかけて合う食料を見つけていくことが重要となりそうだ。

後は寝袋とマット。これは登山をしている人なら当たり前のアイテムだ。サハラでは毎晩タープの中で自分で用意したマットとシュラフで寝ることになる。いかにステージごとの疲れを取るかはいかに深く眠れるかとなるのでこの就寝アイテムも自分に合うものをしっかりと用意する事が重要となりそうだ。

準備が全て。練習編。

装備をある程度準備想定したのちはあとはひたすら練習だ。ただ、通常のマラソン大会などの練習とはだいぶ異なってくる。

サハラ砂漠マラソン完走のポイントは重い荷物を背負いながら灼熱の中砂の上を移動し続けられるか、そして灼熱を長い時間耐えられるかだ。

この点を意識した練習を取り入れていく必要がある。以下をそれぞれ克服していくことになる。

・重さ

・暑さ

・砂地

・寝袋での睡眠力

・アルファ米などを食べ続けられるか

(重さ)
重さ対策はズバリ使用するザックを決めてその中に想定されるアイテムを詰め込んで背負って走ることが理想である。

ただ、現時点でザックはもっていないので重さになれるためにウエイトベストを装着して走ることから始める。これはすでに三浦雄一郎さんの講演を聞いた後に購入しているアディダスのベストがあるのでこれを装着して走ることからのスタートとなる。

あと、普段の生活中はアンクルウエイトを装着して過ごす。

(暑さ)
暑さ対策はこれからの夏のシーズン中に上記のウエイトなどを着けて真っ昼間にゆっくりと走り続けるというトレーニングが最もイメージしやすいだろう。この夏のトレーニングが重要となってくる。

(砂地)

日本の海沿いの砂とサハラ砂漠の砂はまるで別物なので砂浜を走ってもあまり練習にならない。片栗粉の海を走っているような環境。これを作り上げるのは難しいので最低限砂浜を走る事はやっておくべきかと理解している。

(寝袋での睡眠力)

0〜10度の環境下で寝袋で睡眠する練習を自宅のベランダなどで実践しておく。

(アルファ米などを食べ続けられるか)

数日間、アルファ米などの非常食で過ごす経験をしておく。合う合わないもあるし、同じものを食べ続けるという事にも慣れておく必要がある。

(サハラ砂漠マラソンへの投資効果は半端ない)

サハラ砂漠マラソンはエントリーフィーが3,600ユーロ+パリまでの往復航空券なのでトータルで50-60万円の参加代となる。

絶対額で見ると高額なエントリー代となるが今からエントリーを決め、一年間準備を楽しみ、サハラ砂漠マラソンへの参加者との交流を楽しみ、サハラ砂漠マラソンを共に参加して絆を深めると考えたらとても安いとも捉えられる。実際に過去に参加された方々の絆の強さを目の当たりにしているのでその点は間違いないだろう。

まとめ

ここでまとめていないことで役立つこと面白い話などがたくさんあった。本当に貴重な価値在る時間でした。サハラ砂漠マラソンは純粋に楽しめそうと思える要素が今回の陰お話で増えました。まずはエントリーから。エントリーを終えたら練習メニューを考えていこう!!

今回、集まったメンバーで参加できたら面白いし、いい思い出になるだろうなぁ。そして、2019年に参加する他の方々との交流も楽しみでならない。

小針さん、池田さん貴重なお話ありがとうございました。