接する人に価値を感じる。”飲食店へ人に会いに行く”という価値観

接する人に価値を感じる。”飲食店へ人に会いに行く”という価値観

昨日は妻とランチ。選んだお店は六本木の老舗のフレンチ”オー・シザーブル”。立花岳志さんのブログから美味しそうなお店をピックアップしてこの”オー・シザーブル”を選んだ。

立花さんの記事はこちら↓↓↓

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そして、その後は一昨日も訪れた重富酒店の重富さんのビールを飲みに来た。その際に感じたことを書き出したくなり、まとめてみた。

重富酒店の重富さんや六本木のオー・シザーブルのマダムと接して気づいた。

六本木の老舗フレンチである”オー・シザーブル”。とても良い落ち着いた雰囲気。入った瞬間に期待値が高まった。はじめ若いスタッフの方が接してくれたがそのあとにマダムが素敵な笑顔で現れた。一気に柔らかい空気に包まれた。

メニューの丁寧でわかりやすい説明や都度良いタイミングで話しかけてくれることやその時の包み込むような雰囲気。何とも言えない居心地の良さを感じた。当然、お料理もどれもこれも美味しく、マダムから添えられる一言でさらに美味しさが増す。そんな楽しい素敵な空間で2時間過ごすことが出来た。

銀座の広島ブランドショップTAU内の重富酒店の重富さんへ会いに行った。(2日連続)
16時位に来たのだが、とても空いていてすぐにビールをいただくことが出来、ゆっくりと重富さんの話しを伺うことが出来た。

重富さんのビールへの思いの強さとビールをたくさんの人に楽しんでもらいたいという気持ちが接すれば接するほど伝わってくる。注ぎ方の説明はひとりひとりのお客さんに丁寧に繰り返される。
そして、本日は空いていたこともあり、ビールの事を色々と教えてくれた。「ホップはどんな意味があるか知っていますか?」と我々、ビールを飲んでいる客に質問を投げかけてホップの意味を教えてくれたり、苦味旨みの秘密なども惜しげもなく教えてくれる。そして、みんな幸せな思いで感謝して帰られていく。

フレンチもビールも当然美味しいのでそれを純粋に楽しみに行くというのはもちろんだが、再び”オー・シザーブル”のマダムや重富さんに会って話しをしたい、話を聞きたい。という思いが強く湧いた。

ファストフードやチェーン店などではそのような思いはとても素敵な店員さんなどがいない限り湧いてこないだろうが”オー・シザーブル”や重富さんなどではそのような思いも湧いてくる。ここに”その人に会う”という大きな価値があるんだなということに今更ながら気づいた。

飲食店で人に会いに行くという価値観。私はこの価値観に気づいていなかった。なので一人で飲みに行くなどは皆無であった。なんともったいない。

糸島の生活の中で飲食店における価値観が変わったと気づいた。

糸島に毎月通うようになり、知り合いがいない生活の中、私の拠り所である飲食店さん。筑前前原の”さかもとりょうりこうぼう”の坂本さん、”Mr.Beach”の山中さん、”駅前バル”の金子さんや二丈深江の”Taisho Coffee Roaster”の大将さんなどは何度も訪れているがいつも素敵な笑顔で迎えてくれて、私の話し相手になっていただいている。そして、多くの人に繋いでくれる。これだけでも感謝せねばならないのにさらに美味しいご飯やコーヒーまでいただいている。本当に居心地の良いひとときなのである。

振り返ると私は東京で一人で飲食店に通い詰めるというのは純粋にご飯が美味しいという理由でしかなかった。お店の方に会いに行くという目的でお店に行くようになったのは糸島が初めてかもしれません。

まとめ

今までこのような人に会いに行くという価値観で飲食店に行ったことがなかったので新しい楽しみを見つけたという感覚でいる。この”飲食店へ人に会いに行く”という価値観は当然以前からあったと思うが、この価値観は今後価値を増していく?んだろう。バーやスナックなどはこの要素が強いよね。日替わり、週替りマスターのバー、スナック経営への興味が増すばかりだ。